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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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美丘 (角川文庫)
美丘、きみは流れ星のように自分を削り輝き続けた……平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。大学の準ミスとつきあっていた太一は、強烈な個性と奔放な行動力をもつ美丘に急速に魅かれていく。だが障害を乗り越え結ばれたとき、太一は衝撃の事実を告げられる。彼女は治療法も特効薬もない病に冒されていたのだ。魂を燃やし尽くす気高い恋人たちを描いた涙のラブ・ストーリー。(裏表紙より)

強烈な女の子、それが美丘。短い輝きを残していなくなってしまった彼女、というラブストーリー。
刹那的で切なくて、燃えるように熱い。人との関係って時間じゃないよなと感じさせる、濃厚な一年間。太一も美丘も幼かったけれど、いましかないと思って生きるのは多分この年齢の特権だと思うんですよね。大人になると磨耗してしまう心の、まだ柔らかで鋭い部分で、友人や恋人との関係を味わっていた気がする。
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とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫)
サイオン島には「魔犬」がいる——。ヴィクトリア海海戦より半年後、帝政天ツ上軍の撃墜王・千々石は、神聖レヴァーム皇国軍の飛空士たちにそう呼ばれ恐れられていた。しかし、物量に劣る天ツ上の兵士たちは、レヴァーム軍の果てしない攻撃を前に次々と命を散らしてゆく。そして、ついに東進を開始したバルドー機動艦隊。迎え撃つべく、空母「雲鶴」に再び乗り込んだ千々石を待ち構えていたのは、最新鋭科学兵器に守られた海の要塞と、あの男の技だった……! 魔犬と海猫——ふたりの天才は決着を求め、天空を翔る! 「夜想曲」完結!!(裏表紙より)

国家の思惑で美姫とともに海を渡る青年がいて、仲間たちとともに飛空士となって戦い大事なものを見つけた少年がいて。けれど戦争をしているという現実の中には、千々石のようにひたすらに戦う人がいて。
戻れないところへ、空へ空へ空へ、ひたすらに空に愛されることを願うようにして戦った千々石が、もっと別の形で救われたらよかったのにと思わずにはいられなかった。
いい話って簡単に言っちゃいけないと思うんですけれど、きっとこのお話はどこかで起こりうるものなんだろうな、というのを感じました。
とある飛空士への夜想曲 上 (ガガガ文庫)
「美姫を守り単機敵中翔破一万二千キロ」その偉業を成し遂げたレヴァーム皇国軍の飛空士「海猫」の前に立ちはだかった最大のライバルにして、天ツ上海軍の撃墜王・千々石武夫。独断専行により一騎打ちを仕掛け、海猫に敗れた千々石は、再戦を胸に秘めていくつもの空戦場を渡る。「出てこい、海猫」激情の赴くままに撃墜を重ねる千々石のその背には、天ツ上の国民的歌手・水守美空の歌があった……。空前の大ヒットとなった『とある飛空士への追憶』の舞台、中央海戦争の顛末を描く、新たなる恋と空戦の物語。上下巻で登場!(裏表紙より)

『とある飛空士への追憶』のその後であり別面、シャルルの敵となった敵軍のビーグル、千々石の視点から、彼の過去と追憶のその後を語るお話。
千々石の過去が、撃墜王らしい哀愁と甘酸っぱさ、かすかな希望に満ちたもので、ユキと再会したのはいいものの、彼らの恋はいったいどうなるのかすごくじれじれする! 空に取り憑かれて終わってしまうのか、それとも美しい空を二人で見る未来が待っているのか、すごくどきどきする。
シャルルも駆り出されてくるようなので、ファナのその後もわかるかな。続きが楽しみ。
ひとつ火の粉の雪の中 (新潮文庫nex)
鬼と修羅、宿命を負う。二人の旅路が始まる──
最強の修羅として生きる男、鳳は、人がみな鬼に殺められ焦土と化した村を訪れ、少女夜闇と出会う。ただ一人残されたのは鬼の血をひく娘だった。鬼を斬るのが役目の修羅だが、夜闇の手をとり旅に出る。少女の秘めたる力を狙う者どもが行く手を阻むなか、鳳は何故、命を賭して夜闇を守るのか?──十代で描いた鮮烈なデビュー作。著者の原点となる物語に特別書き下ろし掌編を収録。(裏表紙より)

これを17歳が書いたって、すごいなあ。
イメージや言葉の連なりに重きを置いた作品なので、ラノベっていうストーリーややりとりはないんだけれども、読んでいるとこの世界観に圧倒されて引き込まれてしまう。ものすごく諸行無常の、めぐりめぐる世界という前提の上で成り立っている世界観だなあと思いました。
最後の書き下ろしは、この作品がこの形になったから入ったものだなあということも感じました。
給食のおにいさん (幻冬舎文庫)
コンクールで優勝するほどの腕をもちながら、給食調理員として働くことになった料理人の宗。子供嫌いな彼を待っていたのは、保健室登校生や太ってしまった人気子役など問題を抱える生徒ばかり。さらにモンスターペアレントまで現れて。大人になりきれない料理人は給食で子供達を救えるか? 笑いと感動そしてスパイスも効いた食育&青春小説。(裏表紙より)

俺はこんなにスキルがあるシェフなんだ、という自意識過剰気味でプライドが高い宗が、学校給食という現場で働く。同じ料理といっても、所変われば、制限や決まりが全然違っているものだよなあとしみじみ思う。ましてや相手が大多数の子どもとなれば、ままならない事情を抱えた子がいっぱいいる。
給食ものとしつつも学校ものという組み合わせが面白かったです。序盤は宗の性格が合わなくて読みづらかったんですが(そして最後まで微妙に合わないままだったけれど)、不器用な性格と人間関係、仕事に悩んで考えて、それでも前に進む姿は応援したくなりました。
王女コクランと願いの悪魔 (2) (富士見L文庫)
「君が好きだ。コクラン。……愛しているんだ」
 悠久の時を彷徨い続けた悪魔と、孤独の運命を受け入れ続けた王女。奇跡によって逃れられぬ虚無から解き放たれたレクスとコクランは、あらためて出逢った。
 しかしレクスは捕らえられ、コクランの知らぬ間に後宮から追放されてしまう。離ればなれになっても、三度出逢おうとする二人。それを阻むのは、どこまでも深い後宮の闇と、初めて知る後宮の外の世界だった——。
「めでたし、めでたし」のその先に、真の恋物語は始まる。(裏表紙より)

第二巻、なんですが、一巻の分厚さを思うと、だいぶと物足りないよー! もうちょっと読みたかったよー!
人間となったレクスと離れ離れになったコクラン。それぞれの場所で相手に会おうとするも……どちらも「人間未満」な生き方をしてきたので、そううまくいくわけがない。特にコクランのシーンはだいぶきつかったなあ……。間違えているって、そりゃそうだよなあ、大切な人ってレクス以外にいないもんなあ……そりゃそういう風に人を動かしちゃうよな……。
二人が再会できてよかったんですが、二人寄り添って生きる道はあるんだろうかと考えてしまった。切ない……。
王女コクランと願いの悪魔 (富士見L文庫)
「さあ、願いを言うがいい」
「なら言うわ。とっとと帰って」
 王女コクランのもとに現れた、なんでもひとつだけ願いを叶えてくれるという伝説のランプの悪魔。しかしコクランは、願うことなど何もないと、にべもなく悪魔を追い払おうとする。
 なんとか願いを聞き出そうと付きまとう悪魔。しかし、“すべてを与えられた者”と謳われるコクランを取り巻く王族と後宮の現実を知ることになり……。
 物語を一人演じ続ける王女と、悠久の時を彷徨う悪魔の、真実の願いを求める恋物語。(裏表紙より)

巨大国家の第一皇女コクランは、優れた資質を持っていたり身分が高かったりする女性たちを集めた箱庭のような後宮で、影のように暮らしている。ある日ランプから現れた悪魔と出会ったことで、「人」としての自分を取り戻すようになっていき、やがてそれがある悲劇を呼んで。
箱庭めいた少女たちのやりとり、思惑や願いが絡んだそれらを遠くから見ている印象でしたが、コクランが次第に人らしくなっていくことで物語が段々熱を帯び始める。だからこそレクスの悲劇はもう、水を浴びせられたような気になりました。ここはそういう場所だったんだということがわかって、どうにもならないことがわかって絶望した……。
レクスは最後にそばにいてくれたけれど、これからどう戦っていくのかな……。
身代わり姫と呪われし賢者 (コバルト文庫 お 9-1)
平凡な町娘のリアナは、ある朝目覚めると、なぜか公女ファスと魂が入れ替わっていた!? どうやら何者かに呪術をかけられたらしい。ファス姫には隣国の王子との縁談が来ており、賢者イードの命令で、リアナはファスのふりをする羽目になってしまう。だが、夫となる王子は呪いによって獣の姿に変えられていて!? リアナは、ファスの身代わりとしてイードと共に隣国に嫁ぐ決意を固めるが……!?
どんな姿をしていても、お前を見失わないから。(裏表紙より)

様々な要素に裏表があって、面白い仕掛けの作品だったなあ。
北風とあだ名されている賢者イード。拾われ子の上に正賢者ではないけれど、大切な人、ファス姫と兄弟子のサイルのために尽くしてきた。一方リアナは恵まれない環境で育った少女。このリアナのすごく前向きで、彼女から紡がれるしなやかで優しい言葉が、傷ついているイードにどんどん沁みていくのがわかって、ロマーンス! とにやにやしてしまった。ファスの言動を見ていると、リアナのような考え方って新鮮だったんじゃないかなあ。
あとキナがかわいい。一生懸命な小動物系侍女のキナとファスが結構いい関係だったんだなあというのも最後に見られてよかった。
「どんな姿をしていても」っていうのは、リアナに限らず……っていうのが面白い。こういう話になるとは思わなかった。リアナは今後どうなるのかな。イードにしごかれて頑張っていってほしい。
レディ・マリアーヌの婚約 (ルルル文庫)
騎士に憧れる少女マリアーヌは、失恋を機に王宮へ。そこで出会った第二王子ロベルトから下僕認定されるが、いつしか二人は思い合うように。強引なほど情熱的なロベルトの言動に、恥ずかしくも幸せいっぱいのマリアーヌ。そんなある日、マリアーヌの故郷で謎の盗賊団が現れたという情報が! その陰に、かつて王宮を混乱させた人物の気配を感じたマリアーヌは…!? 過激に甘い恋人の愛に包まれて、男前少女が凛々しく大活躍!(裏表紙より)

ボーナストラック、かつ最終巻の第三巻。マリアーヌとロベルトの絆を感じさせる事件の解決と、この後もこのように二人で暮らしていきましたというのが感じられるものでした。
甘々なロベルトの台詞に悶絶したり、マリアーヌの騎士然として振る舞いにかっこいいと思ったりと、楽しかったです。本編としてはまだ長く続いただろうし、謎も残っているけれど、幸せな二人が見られてよかった。
花神遊戯伝 きらめく星屑のかけらたち (角川ビーンズ文庫)
「我が君、と呼べ。おまえの夫だ」帰鼓廷を出て神様たちとともに、“のさらの地”へ向かう知夏と胡汀。その道中、結婚を意味する「ほぎの儀」を挙げながら進むことに! 今まで暴君だった胡汀なのに、過去最高に甘やかされて知夏の羞恥心が振り切れそう!!(「日々に想う」)緋宮時代、知夏が緋剣たちに内緒でぬまごえ様と神々の事件を解決することに!?(「秘密の時間」)知夏たちの未来と隠された過去が明かされる、珠玉の短編集!!(裏表紙より)

特典だったショートショートや、書き下ろしの短い話を収録した短編集であり外伝集。きちんと本編のその後のお話があって、感無量でした。
何より「日々に想う」でのらぶらぶっぷりよ! 大変な思いをしたからこその結婚式で、胡汀のデレデレっぷりに顔がにやけっぱなしでした。仲良しで何より!
緋宮時代のお話もありつつも、知夏が離れたその後の蒸槻が窺い知れたり、弟君の話があったり、遠い遠い未来でようやく約束が果たされるお話もあったりなどして、本当に胸がいっぱいになりました。あの人たちの話はね……もう号泣するよね……。命の旅の終わりに迎えに来てくれる人、果たされる約束っていうシチュに弱いんですよ……。
最後まで楽しみました。ありがとうございました!
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Author:月子
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