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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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金星特急 (1) (ウィングス文庫)
絶世の美女『金星』の花婿に選ばれれば、この世の栄華は思いのまま。だが花婿候補を運ぶ特別列車『金星特急』に乗って、帰ってきた者は一人もいない——。一目惚れした『金星』に会うため、入ったばかりの高校を中退して『金星特急』に乗り込んだ錆丸。やたらと腕の立つ正体不明の無愛想男・砂鉄と、天然大喰らいの美貌の騎士・ユースタスを仲間に、錆丸の途方もない旅が幕を開ける。胸躍る本格冒険活劇スタート!!(裏表紙より)

本読みの方々がベスト10を挙げるなら確実にランクインする(と勝手に思っている)『金星特急』をようやく読み始める。
どこかしら現代を引き継ぎながら異世界になっているその場所で、謎の列車、金星特急に乗り込んだ少年の物語。まだまだ旅は始まったばかりだけれど、容赦なく人がロストする。選ばれなければはじき出される無慈悲な金星特急の旅。金星とは何だ。旅の仲間になった砂鉄とユースタスは何者なのか。錆丸も気になるなあ。一目惚れが強調されていたけれど、そんな「俺が選ばれてやるぜ!」という熱い調子ではないので、「いつ」一目惚れしたのかっていう仕掛けがありそう。
最終巻まで読んでいきます。
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RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
山伏の修験場として世界遺産に認定される、玉倉神社に生まれ育った鈴原泉水子は、宮司を務める祖父と静かな二人暮らしを送っていたが、中学三年になった春、突然東京の高校進学を薦められる。しかも、父の友人で後見人の相楽雪政が、山伏として修業を積んできた自分の息子深行を、(下僕として)泉水子に一生付き添わせ(カバー折り返しより)

読んだのは単行本。
アニメも始まったことなので、長らく読んでいなかった単行本をようやく読みました。アニメは結構色々省いているんだなあ。でもちゃんと原作に添っているみたいでよかった。
泉水子のあれこれが、思春期の、世界の何もかもに萎縮する女の子っていう感じだなあと思いました。何かにつけてびくびくして、どうしようと不安に駆られている。友達との関係にも、自分のことを下に置いていたり、去られるのが恐ろしかったり。深行でなくとも苛々する女の子だなと思います。正直読みながら(アニメも見ながら)大丈夫なのかなこの子と不安になる主人公。
けれど、和宮と向き合ったときの泉水子は、言葉や態度は子どもっぽくて拙いながらも、凛とした印象で、この子は強くなるかもしれない、と感じさせる何かがありました。
泉水子もそういう風に、ちょっと不安な子だったんですが、深行もなあ。今時の子というのか、自分のことに手一杯で、世慣れない泉水子を何とか引っ張り出してやろうとも思わないのがなあ笑 守ってやるとまでは難しくても、もうちょっとちゃんと見てやれよ少年! ここから変化が見られるのが楽しみです。
烏に単は似合わない
八咫烏が支配する世界で始まった、世継ぎの若宮の后選び。宮廷に集められた四人の姫それぞれの陰謀や恋心が火花を散らす。だが肝心の若宮が一向に現れないままに次々と事件が! 失踪する侍女、後宮への侵入者、謎の手紙……。后選びの妨害者は誰なのか? そして若宮に選ばれるのは誰なのか?(帯より)

和風ファンタジーの後宮争いもの。後宮闘争なんてとってもおいしいものを見逃せるはずはない。
春夏秋冬、四つの宮に集められた、それぞれの領を集める高貴な姫たち。春の宮の主になった二の姫は、登殿できなかった姉姫の代わりにやってきた。夏殿の姫は番外なほどの自由気まま、美しく派手好きな秋殿の姫は高慢で、冬殿の姫は無愛想で春殿の姫を嫌う。本当にここでうまくやっていけるの……? という、少女小説。
かと思うと、物語は後半から意外な展開へ。女の争いはもちろんですが、疑心暗鬼になっていくところがとてもよかった。どろどろというよりからっとしているのは、真犯人と、若宮本人があっけらかんとしているせいでしょうか。
設定がとても面白く、世界観が好きです。きらびやかな季節の描写がとてもいいなあ。
とても面白かったです。
ピクテ・シェンカの不思議な森 恋の行方とさらわれた騎士 (ピクテ・シェンカの不思議な森シリーズ) (コバルト文庫)
ケトア平原の屋敷には、領主と契約しようと森の住人が大挙して押し寄せていた。そして、ムイはフィンドルとラーシェンを意識してしまい、まともに顔も見られない状態が続いていた。そんな中、キハネをそそのかし契約書を盗み出したティッセは、アーレン達を使い、メージェレに攻め入ろうとしていたのだ! クライマックスへ向けて、シリーズ急展開!! 番外編『星祭りの夜に』も収録。(裏表紙より)

ピクテ・シェンカの不思議な森シリーズ第七巻。ティッセとの戦いの決着巻。新しい契約書にサインをしていく中、ティッセとキハネが決定的に決別、やけになったティッセは王都メージェレへ攻め入ろうとする。本編は短めですが、三角関係のにやにやが佳境です。二人もムイの理由に気付いたようだし、次が最終巻なのでどう決着をつけるか楽しみ。
ピクテ・シェンカの不思議な森 裂かれた姉妹と王子の厄災 (ピクテ・シェンカの不思議な森シリーズ) (コバルト文庫)
夏休みが終わって都に戻ったムイは、契約書の材料も集め終え、ようやく普通の生活に戻れると思っていた。だがティッセの策略でナナサ国王が森を訪れることになってしまった! 契約書が崩壊寸前だということを秘密にしているムイは、新しい契約書の完成を急ぐが、ふとした事がきっかけで、フィンドルとラーシェンを顔も見られないくらい意識してしまい、関係がギクシャクしだして!?(裏表紙より)

ピクテ・シェンカの不思議な森シリーズ第6巻。材料も集まったし契約書を作り直そう! でも作業が終わっていないうちに、国王がやってくることになってしまった。裏ではティッセが、次期国王候補グリジスをまだ操っているらしく。
ムイ、ラーシェン、フィンドルの三角関係に答えを出すための兆しが! ラーシェンとフィンドルが結託するのがいいですね! ヒロインが逃げ惑うのに対して、二人が協力し合って追いつめていくのににやにやしました。
今回一番にやにやしたのは、ムイがみんなに抱きついて「ああならない!」と言っているところ。ぎゅーぎゅーだんごになっているムイかわいいー!
ピクテ・シェンカの不思議な森 魔法の指輪と失くした思い出 (ピクテ・シェンカの不思議な森シリーズ) (コバルト文庫)
普通の少女だったムイは、祖父から領地を受け継ぎ、ピクテ・シェンカの森の領主となった。しかし、森には異界から来た魔物たちが棲んでいた! 以来、なんとか魔物たちとも仲良く暮らしてきたのだが、ある日森に棲む狼の王・ラーシェンから贈られた指輪をつけたムイは、突然子供の姿になってしまった! そして記憶が次々と消えてゆく中、ムイは謎の男に連れ去られてしまい……!?(裏表紙より)

ピクテ・シェンカの不思議な森シリーズ第5巻。新しい契約書を作ろう! の続き。魔法の指輪をはめられたムイが、記憶封じの魔法をかけられた幼い頃の姿に戻り、少しずつ記憶を失ってしまう。
ムイがフィンドルに対して理解を始めたよ! やっとあれがツンデレだと分かったかー。これからどういう風に接していくのかな。
子ども好き一族の双子たちが可愛い。挿絵の幼いムイも本当に可愛い。べたべた甘やかしもっと見たかったなあ! 小さな子が大きい姿に戻るシーンはときめき。ロマン。
お嬢様と魅惑のレッスン (ルルル文庫)
私が領家唯一の後継者で、命を狙われている!? いきなり住み慣れた孤児院から連れ出され「この命をかけてお守りします」と、熱っぽく囁く青年・ヴィリーに、思わずときめいてしまったティアナだが――現実はそんなに甘くない! 財産を狙う遠縁を黙らせるには、領家を継ぐレディとして国王陛下に認められることが必要で!? にわか令嬢と教育係件忠実なる番犬を名乗る曲者執事との甘く危険なお嬢様特訓の行方は? 王道ラブロマンス!(裏表紙より)

孤児院出身の少女が、いきなりお金持ちの大貴族の娘として迎え居られれる、という王道べったべたのお話。安心と安定の王道で、べたでおいしいところをちゃんと踏んでいってくれて楽しかったです。おじいちゃんと孫が、おいしすぎる!!
主人公のティアナが何をしてもしっかりしている(けれど人を疑いすぎなくて危険)なので、そういう点ではもうちょっと揺らぎがあっても楽しかった気がするんですが、というのは、どきどきするのが主にヴィリーとの駆け引きだけだったので。大変にやにやするんですが、あんまりにも砂糖吐く感じでちょっと飽きた! なんて贅沢! すみません!
麗しの婚約者にご用心: ご主人様なシリーズ (ルルル文庫)
「私、どうしても夢を諦めるなんてできないのっ!」一流の商人になるため見合いを断り、世界へ飛び出したカヤ。なのに、見合い相手の幼なじみエリクが、婚約者として目の前に現れ!? 鉄壁の外面で完璧な若手美術商のエリクは、昔からカヤにだけ何故か意地悪。今回も爽やかな笑顔でカヤの実力を試すような賭を提案してきて? 賭の条件とはいえ、愛しげに触れてくるエリクにカヤは動揺を止められず!? トキメキのすれ違いラブコメディ!(裏表紙より)

ご主人様なシリーズ二巻目。世界を飛び回る大商人になることを夢見つつ、まだまだひよっこで騙されやすいお人好しのカヤ。周りのやり手な人々に騙されて、婚約者(仮)の幼馴染みエリクと再会させられてしまう。
カヤの出来る子なところと、純粋で可愛らしくて、騙されやすいところが可愛いなあ! 一生懸命で、なのに知識も度胸もある頭のいいヒロインは大好きです。幼馴染みのエリクは、しょっぱなからあーそういうキャラなんだろーなーというところをきちんと押さえてくれていて、二人の素直になれない、すれ違いな掛け合いがとってもにやにやしました。
何気なくお姉ちゃんニコラさんが好きです。妹が可愛いんだろうなあ。この小悪魔っぷりがとても素敵です。
板尾日記 2
お笑い芸人の板尾創路さんの日記をまとめたもの。2007年刊行。板尾さんの活動、特に映画やドラマや舞台といった役者仕事の話や、やりたい活動の話が多かった気がする。あと、乗馬の話。ちらっと出る奥さんとの生活がなんかいい。さりげなく大事にしてるように書かれていてなんだかにやっとする。
ピクテ・シェンカの不思議な森 わがまま王子と魔女の誘惑 (ピクテ・シェンカの不思議な森シリーズ) (コバルト文庫)
魔物の棲む森の領主になった少女ムイは、国王から城に呼び出されていた。以前、都で森の魔物が起こした騒動がばれたのかと思い、こわごわ登城したムイを待っていたのは、次期国王となる青年グリジスだった。王になるための通過儀礼として森を訪れたグリジスは、森の住人たちの異能を知り、私欲のために使おうと画策し始めた! 反対したムイは森に入ることを禁止されてしまい…!?(裏表紙より)

新キャラ登場、なんですが、次期国王だというのでてっきりヒーロー候補かと思ったら、敵対者っぽいグリジス。今巻ムイと過ごすのはラーシェンでした。嫉妬する森狼の王が可愛い。
森の秘密を知っている国王側の問題でしたが、ティッセ、キハネの姉妹の方にも陰謀以外での変化が。ティッセ、悪役にしてはお姉ちゃん大好きすぎるので、ちゃんと仲直りしてほしい。悪い子じゃないんだよな。ちゃんと家事も出来るようになってるしここで生きていくこともできるだろうに、何をそんなに過去の暮らしに固執してるのか。その辺りのことは後から分かるのかなー。
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Author:月子
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