読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
双子の兄・フレッドが行方不明になり、ミレーユはフレッドの『身代わり』として、『ミレーユ姫』のフリをする事に!! はじめは奇天烈なお姫様を演じていたが、大公の卑劣な行為にブチ切れ、ついに地を出し、大公の下に殴り込みをかける。だが待ちかまえていた大公に結婚契約を持ちかけられてしまい!? かくして身代わり伯爵の婚姻を賭けた駆け引きが始まる!! 第五師団にミレーユの正体もばれて——!? 急展開の第九弾!!(裏表紙より)
面白かったー! ミレーユの本領発揮! 前の巻の感想で、フレッドのおかしい設定が、伯爵令嬢としてミレーユがシアラン宮廷にいることになったら困らないかと思ったけれど、それがこの巻でちゃんとミレーユを守る設定になっていてよかった。
ミレーユが地を出すところがやっぱり好きだな。体当たりでいく女の子は大好きです。でもその一生懸命さを利用する大公が! 腹立つ! でも少女小説的にはおいしいよー!
第五師団に正体バレ、大変楽しくてありがとうございました。「男らしい」「雄々しい」とさんざん言われるのに爆笑した。にやにやしたー。
いろんなところが動き出す話で、「嘘をついているのは誰だ?」状態だったのでちょっと読むのがしんどかったけど楽しかった。登場人物も多くなってきたな。ちゃんと追っていけるだろうか。
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第五師団が捕縛され絶体絶命の中、ミレーユはリヒャルトの即位に必要な宝剣を手に入れ、公女エルミアーナを救うため、炎上する離宮に飛び込んだ! それを知ったリヒャルトもミレーユの後を追い離宮へ飛び込むが、ミレーユは怪我で意識不明になってしまい!?「帰らないで。ここにいてください。俺のそばに」かくして『身代わり伯爵』の切なく命懸けの試みがはじまる!全員失恋!? 待ったなしのハイテンション・王道ファンタジー!(裏表紙より)
相変わらずにやにやにやにやしました。シアラン編がそろそろ終わりそうな気配だ。
ともかく。両思いおめでとう! おめでとう! 端から見てるとじれったくてたまりませんでしたが、ちゃんと好き合ってる二人が見られて嬉しかった。でもどこか決定的なところですれ違ってる感がーと苦笑い。でもきっと思いが通じるって信じてる!
ヴィルフリートがちょっと成長しているみたいなのがいいなあ。彼も彼でミレーユのことをちゃんと思っているのが分かって、本当にいいなあと思いました。ただ好きだー好きだーと言っているだけではだめだよな。
フレッドは、女装して好き勝手してるようですが、これって後からミレーユが困らないか? と思うなど。リヒャルトの婚約者になってシアランに住むときに困るのでは……と思いながらもわくわくする。
ウォルター伯爵の真意が、大体分かるような気がするけれどちょっと不気味なのが怖い。次巻が楽しみだー。
わたしは、シャイハンを殺すためにここヨギナに来たのだ。——それは、バルアンの妻として何をすべきかと考えた末、出した結論だった。バルアンの野望を叶えるということは、シャイハンの死を望むということ。だが、思いがけずに優しく紳士的なシャイハンの人柄に惹かれ、カリエの心は揺れ動く。しかし、バルアンとシャイハンの対決の時は刻々と迫っている。はたして、エティカヤの運命は!?(カバー折り返しより)
砂の覇王編最終巻。カリエ、運命の入り口に一歩踏み込むのがラスト一ページ。あまりに爆弾過ぎてぶっ飛んだわ! 続きー!!!(絶叫)
この巻が最後近くになってもカリエがまだ戸惑っている感じなのに最後にとんでもない決断を下した、その後がさらっと書かれているので、悲鳴をあげるしかなかった。やっぱりすげーおもしれー……。カリエが運命に飛び込んでいくなら、去っていく者もあり……。オラエン・ヤム登頂の辺りは総毛立った。これこそ信仰。これこそ思い、という感じで。
最後に話した男性は、よく行く焼き肉屋さんの店員……というダメ生活を脱却すべく、「結婚」を目標に始めた怒涛のトライアル。だけど、どの占い師からも「仕事を頑張れ」と言われ、ボクササイズで死にかけ、断食道場を終えてからは短気になり、しかも合間に焼き肉&ビールのコンボでは、そりゃ「結婚」の文字も遠のく!? 著者のダメ女っぷりに爆笑、そして勇気がわいてくる脱力系体験エッセイ、待望の文庫化!(裏表紙より)
単行本版を抜粋、再構成した文庫版。
電車で読んでいたんですが噴き出しそうになって咳き込んだ。「結婚への道」が面白い。私は、他人の占い結果を読むのがすごく好きなのだ……。弟さんの出番は今回はほとんどなし。家族の話もなし。女性向けの恋愛と占いの雑誌に掲載されたものだからか、占いとか健康とか美容の話が多めです。
ところで、『海馬が〜』より後、菅野さんは新しい猫を迎えられたことがあとがきに書かれてあって、なんとなくほっとしました。
冬至と新月が重なる十九年に一度の特別な夜をむかえるフィリグラーナ王国では、その「冬の大祭」の話題ばかり。祭の火神役に国王直々に指名された軍人ルーザ=ルーザも、舞の練習にはげむ日々を送っていた。
一方、迷宮管理庁で暮らすようになった海人の少年ワツレンは、地底湖の調査中に奇妙な剣を発見する。それは、国の運命を左右する和睦の剣だった……。
神聖な祭のさなか、ワツレンは魔物に立ち向かう!(裏表紙より)
『神々の夢は迷宮』から続くお話。孤児になった海人の少年ワツレンと、迷宮と人々のファンタジーで、この世界観がすっごくすっごく好きなのである。今回はパズルネタは少なく、神々と世界の秘密にちょっと踏み込む話でした。
ワツレンが、素直で本当にいい子! きっと大人になったらいい人タラシになるよ!
ルーザ=ルーザとオレクタンテがいい感じのケンカップル(?)でとてもいい。女心の分からないルーザ=ルーザと、仮面を被りすぎて頑なになってしまったオレクタンテ(ちょっと妄想入り)とか!! なんだそれもっと見たい!
続きはもう出ないそうなのですが、西東さんのサイトで続きが連載されているので、また読みたいと思っています。
ドミトリアスの皇妃となるか、はたまたミューカレウスに輿入れか——。カリエの結婚問題がロゴナにおける最大の関心事となる中、ある日、突然彼女はロゴナ宮を離れ、先帝の住まうコーフィリア宮に連れていかされた。その夜、カリエのもとに訪れた一人の客人。なんとそれは、『炎の貴妃』ビアンだった!! そして、告げられた衝撃の事実に、カリエが自らの進むべき道として下した決断とは!?(カバー折り返しより)
カリエの本領発揮! カリエの激動の運命の秘密が明かされ、次第に彼女は台風の目と化す。髪が長くなって、挿絵の彼女もとても綺麗になった!
いやしかし、でもあれはないわー。ないわー。ヒロインがあれって。しかしそういう展開に持っていった須賀さんに憧れるぅ。悪い予感しかしないんですが、大丈夫か本当に。あちこちで嫌な予感がするんですが、うおおおおお。願わくば、カリエが絶対に負けることがないように!
抽象的すぎる感想で申し訳ない。
海賊王トルハーンと天才指揮官ギアスの激しい戦闘に巻き込まれたカリエ。狙撃手として敵の提督を銃で撃ったものの、自らも肩に銃弾を受け、海に落ちてしまう。傷の痛みと水の冷たさで意識が遠のく中、なんと敵の旗艦に救助されるという強運に恵まれるカリエだったが、呼吸は止まりかけ、体はぴくりとも動かない瀕死の状態に。それを知ったトルハーンとバルアンはある決断を迫られるが!?(カバー折り返しより)
海賊生活は終わり、カリエはルトヴィアへ。平和なルトヴィアでの生活だったが、王宮に巣食う魔物がカリエを覆い始めて。
6巻からちょっと一息ついてる感じですが、大人たちが不穏な空気を抱きつつ動いているので怖いよーでも面白いよーという。カリエは選択できないと考えているけれども、多分選択せざるを得ない状況に追い込まれるのだろうな。
バルアンはどうしてるんだよおい。そしてエドのことを思い出さないカリエちょっと!笑
クアヒナの港から海路でリトアへ向かったバルアンとカリエの船は、海賊船に襲われた。船倉に放り込まれ、ひどい船酔いで気を失ったカリエが目を覚ましたのは、最初の船とは別の大きな船の中だった。そして現れたのは、ラクリゼとエティカヤの大海賊・トルハーン! ラクリゼは、トルハーンと接触し、彼のもとにバルアンたちを送り届けるように命じられていたという。いったい何のために——!?(カバー折り返しより)
国から離れ、自由な海の上でしばしの時を過ごすカリエたち。しかしエティカヤではマヤライ・ラガが決まり、ルトヴィアはトルハーンたちを捕らえるために動きだし……という巻。エドが不在だということに読み終わってから気付く……。
カリエが、みんなで力を合わせて危機を乗り越えることが初めてで……というようなことを考えているところで可哀想になる。主人公の宿命とはいえ、カリエにはすごい運命が降り掛かるよなあ。捻くれないところがカリエらしくてたくましくて好きだ。
ザカリア女神の影がちらちらとしながらも、カリエがえらいことになって引いたので、続き続き! となっています。
終戦直後の東京。華族の娘、咲智子は父親からある文書が入った〈箱〉を託される。それを狙う敵から彼女の窮地を救ったのは、堀田勘一という青年だった。古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家で、咲智子はひと癖もふた癖もある仲間たちと出会い、敵に連れ去られた両親の行方と〈箱〉の謎を探るため奮闘する。いつも皆を温かく見守るおばあちゃん・サチの娘時代を描く人気シリーズ感動の番外編!!(裏表紙より)
東京バンドワゴンシリーズ番外編。本編の語り手、堀田家のおばあちゃん・サチが十八歳の時のお話。今回はミステリーというよりも、家族小説っぽい雰囲気が強かったです。たくさんの出自、民族、素性を持った人々が、家という場所に集って力を合わせるというお話で、全編を通してとても優しく、じんわりとしました。
今回、勘一さんがちょうかっこよかったー!! がらっぱちな江戸っ子なくせに、キングズイングリッシュを使いこなせるとかどやねん! 男前ー! できればもっと寄り添ってくれてよかったのよ! お嬢さんをくださいのシーンがほしかったよ!
面白かったです!
ドミトリアスの戴冠式で、亡国・ギウタ最後の皇女と同じ、カザリナの名で、バルアン王子の正妃として披露されたカリエ。晩餐会にも出席したカリエは、同席したヨギナ総督・シャイハンに、その素性を追及されてしまう。その場は乗り切ったが、会の後、別室に現れたサルベーンによる、聞き覚えのない言語での語りかけに、カリエは一瞬、真っ白になる。そして、彼女の口から出た答えとは……!?(カバー折り返しより)
晩餐会の後カリエの素性が問いただされ、更にラクリゼの登場によって後宮が大混乱に陥り、カリエには運命の影がちらつき……という第5巻。カリエが突然神がかったようになった巻だったなと思いました。彼女には大いなる運命があるようだ。カリエは本当に段々と綺麗になってきたなあ。男性っぽさも女性っぽさも身につけるのがカリエというキャラクターなのかな。
砂の覇王編にも去っていく者があり……。これから何が起こるのか、早く読みたい。