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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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お嬢様は吸血鬼 〜秘密ノ求婚〜 (コバルト文庫)
人口の二割が吸血鬼といわれる大弐本帝國。伯爵令嬢・藤ノ宮乙葉も実は真性の吸血鬼なのだが、秘密にして学校に通っている。だが理科教師の深谷欧介は、乙葉の正体に気づいている様子。思いがけない方法で接近してきたうえ、乙葉が悩んでいた結婚話を白紙に戻してくれることに……? 雑誌Cobaltで読者アンケート第1位獲得、大反響のレトロ風味な学園ラブ♥︎ファンタジー、待望の文庫化!(裏表紙より)

大正浪漫でファンタジー、しかも吸血鬼。という狙いまくっている話と聞き、読み始めると、最初はちょっと話が唐突でおっとっととなったものの、よく研がれたもえの刃が綺麗に切り込んできて、悔しい……ってなりました。
お嬢様に、理科教師。しかも殿方の方が敬語で、しかもセクハラ風味って、反則……!!
主人公・乙葉を、軽々といなして、かつ余裕ある大人な態度が素晴らしい、欧介先生。ちょっと万能ヒーローっぽくもありますが、やらしいのが、すごく、いいです……(悶)挿絵もすごくいい。目隠しは、えろい……。
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文章のみがき方 (岩波新書)
いい文章を書くために、作家・文章家たちは何を心がけているか。漱石・荷風から向田邦子・村上春樹まで幅広い人びとの明かす知恵を手がかりに、実践的な方策を考える。歩くことの効用、辞書の徹底活用、比喩の工夫……。執筆中と推敲時だけでなく、日常のなかの留意点もまじえて説く、ロングセラー『文章の書き方』の姉妹編。(カバー折り返しより)

文筆業をやっている人たちが、エッセイやら作文教室などで書いている、自分の作品の書き方というものがありますが、それを、いろんな作品、作家を集めて、つまみ食いする形でまとめられたものでした。
着想を得るために散歩を日課にしている、という人があったり、平易な言葉を用いることがいい、と書いている人がいたり、書けないという人はとりあえず書いてみるといいといったりと、当たり前のことなんだけれど大事なことが書かれている。
推敲のところをじっくり読む。推敲、難しい……。貧乏性が、というところに激しく頷く。書いたものを捨てると気持ちいいのも分かるんだけど、捨てられないんだよなあ……!
銀河英雄伝説〈VOL.5〉雌伏篇(上) (徳間デュアル文庫)
周囲で、世界が回転した。スパルタニアンに搭乗したユリアンは、必死になって敵に応戦する——はじめての出撃での華々しい戦果。しかし彼らの駐留するイゼルローン要塞には、もっと大きな危機が迫っていた。自由惑星同盟に占拠された要塞を、帝国軍がいつまでも看過しているはずはなかったのだ。科学技術総監シャフトの提言に興味をおぼえたラインハルトは、新たな作戦に乗り出した。それはイゼルローン要塞の前面に、放棄されていた要塞“禿鷹の城”を跳躍によって移動させることであった……。(裏表紙より)

衝撃的な四巻から、物語はまだまだ続く。ヤンが育てたユリアン少年は初陣を飾り、ラインハルトはイゼルローン要塞攻略のために動き始め、フェザーンは暗躍し、ヤンは査問会に拘束される。
ミッターマイヤーとロイエンタールのコンビが好きです。でも、これって愛でているひとがどんどん消えていく戦記なのかな……と思うと、ちょっと怖い。フラグ立ってるような気がする。
帝国と自由惑星同盟が、手を結ぶ展開もあるのか!? とちょっとわくわくしつつ、続きを読みます。
銀河英雄伝説〈VOL.4〉野望篇(下) (徳間デュアル文庫)
皇帝の崩御を契機として、帝国領内では貴族たちの権力争いが激しさを増していた。おのれの野心を明らかにしたブラウンシュヴァイク公にとって、ラインハルトはなによりもの憎悪の対象であった。しかし、同盟の動きをクーデター計画で巧みに抑えこんだラインハルトには、妄執に駆られた貴族連合軍などは烏合の衆でしかなかった。ところが、皮肉なことにその勝利こそが、幼いころより同じ道を歩んできた旧友キルヒアイスとの仲に、ちいさな、しかしはっきりとした亀裂を入れはじめたのだった……。(裏表紙より)


うああああおおおおおお。うおおおおおおああああああああ!!!
……という感想だけで終わろうかと思ったんですが、意味が分からなさすぎるので、ちょっと書きます。おおおおおおおいいい!! 何故! お前が! 死ぬんだ!!
うわーますます読めなくなってきたぞ。安定していた地盤がゆっくり緩み始めていくのではないかと思うとぞくぞくします。
トッカン―特別国税徴収官― (ハヤカワ文庫JA)
税金滞納者を取り立てる皆の嫌われ者、徴収官。なかでも特に悪質な事案を扱うのが特別国税徴収官(略してトッカン)である。東京国税局京橋地区税務署に所属する新米徴収官ぐー子は、鬼上司・鏡特官の下、今日も滞納者の取り立てに奔走中。カフェの二重帳簿疑惑や銀座クラブの罠に立ち向かいつつ、人間の生活と欲望い直結した税金について学んでいく。仕事人たちに明日への希望の火を灯す税務署エンタメシリーズ第1弾!(裏表紙より)

ぐさぐさっと刺さる。中盤からの展開に息ができなくなる……。明るいお仕事ものかと思ったら、この仕事はなんだ、と何度も立ち止まったり、考えたり、間違いを突きつけられたりして、ちょっとしんどかったです。いやでも、ちゃんと前を向いて、頑張ろうとして、救われてくれるんですけどね!
しかし最後の恋愛模様はなんだ! ちょっと笑ってしまったぞ! 二巻では進んでるのかなあ。気になる。
精霊の歌う夜―サンク・ヴェリテの恋人たち (コバルト文庫)
シャロンは、リアンクール公爵ラウールの婚約者だが、なりたて貴族のため、彼の臣下に認めてもらえずにいる。それでも、精霊祭で一緒に踊ってくれるというラウールの言葉を信じ、彼女は堪えてきた。それなのに、彼は急にローランスへ行くことになったと、シャロンとの約束を破るのだ。その仕打ちに激昂した彼女は、ラウールと口論した挙句、その勢いのまま館を飛び出していってしまい…!?(裏表紙より)

「翠緑の森の騎士」の続編。すみません、ブローデルのシリーズは翠緑しか読んでないのであれなんですけど、やっぱりこの二人はすれ違ったかー……と笑
しかし、ヒーローの臣下が悪口叩く時、ヒーローやヒロインがそれを払拭するために頑張ろうとするんですが、シャロンはいっつも等身大で、やっぱり無力な女の子なんだなあ。ラウールがんばれ。まじがんばれ。
銀河英雄伝説〈VOL.3〉野望篇(上) (徳間デュアル文庫)
長期間にわたる戦争は、じわじわと同盟の秩序を蝕み、政府の腐敗を生んでいた。ひさしぶりに首都ハイネセンに戻ったヤンは、宇宙艦隊司令長官ビュコックに、クーデターが発生する可能性が高いことを告げた。ヤンの目は、その背後に帝国軍元帥ラインハルトの謀略を見ていたのだ。危惧はあたった。各地で起きた武装蜂起。救国軍事会議を名乗るクーデター側の放送に現れたのは、ヤンが信頼をよせる副官フレデリカの父、ドワイト・グリーンヒル大将であった。クーデター鎮圧の任をうけたヤンの作戦とは——!!(裏表紙より)

まったく気付いてなかったけど内容紹介がネタバレだー!! 前巻から続くラインハルトの帝国掌握、率いては彼が糸を引く同盟のクーデターにまつわる一連の戦い。二人とも近いところにいるわけではないのに、遠くからお互いを見ている感じが運命の敵という感じですね。でも、相対するにはまだちょっと距離がある。
銀河英雄伝説〈VOL.2〉黎明篇(下) (徳間デュアル文庫)
難攻不落といわれた帝国の要塞、イゼルローンが陥落した。それはひとえに同盟軍の青年士官ヤン・ウェンリーの智略によるものであった。「魔術師ヤン」と讃える人々の声。しかし彼の心には、戦争への疑問と虚しさがつのるだけだった。やがて、高まる主戦派の声は、無謀きわまりない帝国領土への侵攻作戦にまで発展する。だが、フェザーン自治領の策謀により、すべての情報は帝国側に漏洩していた。待ち受けるラインハルト——ヤンに勝機はあるのか!?「ファイナル・バージョン/銀河英雄伝説」第2弾。(裏表紙より)

イゼルローン陥落から、皇帝フリードリヒ四世逝去まで。
帝国、同盟軍ときたら、自治領フェザーンもきた。そういえば三つ巴って言ってたわ……と思いながら、それっぽい悪役(しかも宗教組織だ……)が出てきておおっと思う。いいですねー王道ですねー。
ヤンへの好感度がぐんぐん上がる一方、野心家であるラインハルト、キルヒアイス組の今後が不安になってきます。オーベルシュタインが、絶対お前がなんかするんだろ! という怪しさで。信頼を置きすぎると、裏切られたときが辛いので、ラインハルトもキルヒアイスも大人になってください……。姉アンネローゼを戴いている二人を見ると、まだまだ少年なのかという若さが不安になる。
銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上) (徳間デュアル文庫)
宇宙暦八世紀末、銀河帝国と自由惑星同盟とにわかれ、ながい抗争をくりひろげてきた人類の歴史は、ふたりの天才の出現によって、おおきな転機を迎えようとしていた。覇権をめざす若き獅子、帝国軍上級大将ラインハルト。そして同盟軍においては一介の青年士官に過がなかったヤン——帝国軍遠征隊を同盟側が迎え撃った「アスターテ会戦」こそが、彼らの初めての邂逅であり、宿命の戦いの幕開けであった。名作の誉れ高き壮大なロマン「銀河英雄伝説」、ファイナル・バージョンとして刊行スタート!!(裏表紙より)

本読みのたしなみ(かどうかはさだかではありませんが)として、やっと銀英伝を読み始めました。私は徳間デュアル文庫版で読む。田中節は久しぶりだ……。
とりあえず顔出しという一巻。じわじわ面白くなってきそうな、帝国軍のラインハルトと、同盟軍のヤンの一度目の邂逅から。やってやりかえして、だけじゃない話だといいなあと思います。登場人物もすごく多いようだし!
個人的に、今のところヤンがいいなあと思う。傲慢王子様なラインハルトより、庶民かつ苦悩しそうな気配のあるヤンがいい……。
とにかく、最後まで脱落せずに読んでいこう。
夢の上 - サウガ城の六騎将 (C・NOVELSファンタジア)
サマーアにアライスという〈光〉が現れ、人々は希望を取り戻す。
だが、〈光〉を未だ目にすることのなかった時代、〈光〉が己の輝きの萌芽に気づく前、その姿はどう映っていたのだろう。

混沌とする〈未来〉を決して諦めなかった者たちがいた。
彼ら六人は時にアライスを支え見守り、救国軍の礎となる。
そのケナファ騎士団の六士隊長の軌跡を追った連作短編集。(裏表紙より)

夢の上シリーズ外伝。本編を三巻とも読んでいた方が分かりやすいし、おっと思うと思います。個性的な隊長たちが、何をもってそこにいるのか、という短編集。本編には大きく関わってきませんが、人の大事なもの、夢を追う物語が収められている。
イヴェトの話と、ラファスの話が好きだなあ。特に、未来を追うラファスの話がいい。アライスが関わってくると、ぐっと明るくなって、大きい物語を感じる。
最後のアーディンの話に! お前は! 最愛の人の娘とのフラグを立てるのかと! ……いや、穿ち過ぎかもしれませんが、でも確実に彼女はアーディンのこと好きでいるよね恋かはともかく。
楽しく読んだシリーズも、これでおしまいか……。もっと読みたいなあ。本当に面白かったです。
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Author:月子
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