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暗殺者の凶弾に倒れたヤン・ウェンリー。その突然の死に、イゼルローン要塞は深い悲しみと絶望に包まれた。希望を失い離脱していく人々——しかしユリアンとフレデリカは、残された者たちとともにヤンの遺志を継いで戦うことを決意する。一方、人生最大の敵をうばわれたラインハルトもまた、喪失感のなかで新たな時代をつくるべく動き始めた。新帝国暦2年、銀河帝国の首都はフェザーンに遷され、旧同盟領を統治する新領土総督としてロイエンタール元帥が着任する。だがその水面下、ある陰謀が進行していた……。(裏表紙より)
ヤンがいなくなった旧同盟軍。怒りを叫んでしまうラインハルトの強い孤独が垣間見えた瞬間でもありました。輝かしい光は、みんなに置いていかれるさだめなんだろうなあ。
第2部開始、という感じで、ヤンの位置にユリアンがつき、ラストに向けていろんな人が動いている。ロイエンタールがいったい何をしでかしてしまうのか、すごく怖い。そして、沈黙し続けているアンネローゼにどうやら何かある様子……?
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自由惑星同盟を完全に敗北させ、宇宙の九九パーセントを制圧したはずの皇帝ラインハルトだったが、その胸中には不満と不安がわだかまっていた。銀河の中に残されたそのわずかな領域とは、ヤン・ウェンリーの存在に他ならなかったのだ。決戦をもとめ、イゼルローン要塞に向けて進攻する帝国軍。しかしヤンの詭計により、ラインハルトの到着を待たぬまま、戦端は開かれていた。圧倒的な戦力差をしのぐヤン艦隊——時を同じくして、地球教の張り巡らせた罠が、ヤン・ウェンリーの身に迫りつつあった……。(裏表紙より)
う……あ……。
うおおおおおおおおあああああああああ!!!!!
やだやだやだー! やだよー!!
嫌な予感はしてたんですよ。この本、カラー口絵があるんですが、その絵を見たときに「え……」とは思ったんですよ。目次の章タイトルもやな感じだし!!
でもさ、でもさー!! うああああん!!
この巻だったか前の巻だったかで、同盟を離れ、その同盟も滅んだ今、理想的な皇帝であるラインハルトと戦うことは正しいか否か、という問いがあって、ぞくっとしました。なんのために戦うのだろう。ただ、水が合わないというだけではない……。その答えは、この物語の最後で得ることができるんだろうか。

帝国軍の裏をかいて、イゼルローン要塞の再奪取に成功したヤン・ウェンリー。しかし、その間にもラインハルトによる同盟領侵攻は着々と進んでいた。圧倒的な戦力で同盟の軍事施設を破壊し、首都ハイネセンへとむかう帝国軍。完全なる勝利を予感しながらも、ラインハルトの意識下には、常にヤンの存在があった。そんな帝国軍の前に、同盟軍の艦隊を率いた老将ビュコックが立ち塞がる。老いた獅子の死を賭した挑戦に、若き獅子が応える——「自由惑星同盟最後の戦い」の火蓋は切って落とされた!!(裏表紙より)
自由惑星同盟の終焉と、ついにヤンとラインハルトの再戦なるか、という巻。
ラインハルトが散々、結婚する様子がないとか、子どもがいないと困るのにとかいう話をしているのに対して、ヤンたちの側に、ユリアンに加えてカリンという次世代の話が現れてきているなあ、と思う。ラインハルトは輝かしい伝説を残して終わりそうだけれど、ヤンはヤンとして残るのではなく彼「ら」の信じたものが継がれていくのでは、などと考えた。

ラインハルトが輝かしい「黄金獅子旗」のもとに、歴史と宇宙をねじふせる行動を開始したころ、政府による謀殺の手から部下とともに脱したヤンは、かかげる旗のないままに「不正規隊」を自称していた。迷走する自由惑星同盟政府——そこにもたらされたのは皇帝ラインハルトによる同盟政府への弾劾と和約の破棄、そして再度の宣戦布告であった。首都ハイネセンへとせまる帝国軍艦隊。その報を聞いたヤンは、「イゼルローンに帰るか……」とつぶやく。魔術師ヤン・ウェンリーの新たな智略とは!?(裏表紙より)
政府の思惑によって殺されそうになったヤンは、仲間たちによって救出され、同盟を離反した。その同盟は、ヤンの脱出劇によってレンネンカンプが拉致され、死亡したことを理由に、帝国から宣戦布告を受ける。
イゼルローン放棄の際、ヤンたちが仕込んでいったものが発揮される巻。意外と普通の策というか、当然というかな種明かしでした。
ユリアンが無事に合流してよかった。恋の予感もあるので生暖かく見守ることにしよう。
そしてまた人が死んでいく。流星みたいだなあ……。

その朝、ヤン・ウェンリー家を訪れたのは、半ダースほどのダークスーツの男たちだった。来訪の目的は、ヤンの身柄の拘留。容疑は反平和活動防止法違反。それが、かつては彼を英雄としてたたえた同盟政府のふるまいだった。権力を信奉するものたちにとっては、帝国・同盟にかかわらず、ヤンは認めがたい存在であったのだ。連行される夫を見つめていたフレデリカは、すぐさまシェーンコップへと連絡をいれる。数多くの軍功をあげた「薔薇の騎士」連隊が、ヤン救出のため叛乱の狼煙をあげた——。(裏表紙より)
二ヶ月しか保たなかった、ヤンとフレデリカの平和な新婚生活。ついに同盟を離反することになったヤンたち。一方、地球教を探るユリアン。そんな感じで、新しい戦いを感じさせる準備巻だったかなと思います。好かれているヤンがやっぱり好きだ……。そして、どんどんラインハルトは孤独になっていく。

宇宙暦799年——ついに銀河帝国の玉座へとのぼりつめたラインハルトだが、いまだ宇宙には平穏は訪れていなかった。即位の後、キュンメル男爵邸において彼を襲った刺客。それは〈地球教団〉がたくらんだ陰謀だった。ラインハルトは首謀者への制裁を決意する。一方、軍を退いたヤン・ウェンリーは、かつての副官フレデリカとの結婚をはたしていた。しかし、軍事的英雄であるヤンの存在を、帝国は危険視していた。そんななか、地球へと旅立つユリアン……。歴史の歯車が再び動きだそうとしていた。(裏表紙より)
地球という場所の歴史が導入の飛翔篇。表紙のフレデリカのウェディングドレス姿がとっても可愛い。
帝国の支配を受けることになった同盟ではヤンは退役してフレデリカと結婚、一方、新しく帝政を敷くラインハルト。ちょっと一息つく巻でもありましたが、それでも速攻で命を狙われるラインハルトにちょっとどきっとしました。
最後にちらりと出たロイエンタールの周りの話に、乙女ゲージがぎゅーんと上がりました。自分の命を狙った女性を家に連れ込んで無理矢理物にした挙げ句、なんだかどっちも惹かれているっぽい雰囲気がまじ少女小説。たまらん。この二人どうなるのかなー。

自由惑星同盟の期待を背負い、首都ハイネセンを離れたヤン・ウェンリーは、敵の補給路を断つべく、ゲリラ戦を展開。強大な軍事力を誇る帝国軍にも、遠く離れた敵地での物資調達というアキレス腱があったのだ。神出鬼没の同盟軍に翻弄され、苛立ちを募らせる帝国軍の提督たち——業をにやしたラインハルトは、自らが戦場の前線において、ヤンを誘い出すための囮になることを決意する。壮大な構想と緻密な計算のもとに張りめぐらされた巨大な罠。帝国と同盟、互いの存亡をかけた戦いが、ついに幕を開ける!!(裏表紙より)
こんなに早くヤンとラインハルトが戦うとは思わなかった!
そして、ヤンとフレデリカはおめでとう! 死亡フラグを立てるからどうしようかと思いましたが、無事に戦いが終わってよかったです。しかし大丈夫かこの夫婦。なんだか家事が心もとないような……。
同盟と帝国、二人の天才が邂逅したところは胸が熱くなりました。まったく違うタイプの二人で、歳の差以上にラインハルトは偉そうだし、ヤンの方が丁寧ですが、お互いがお互いの深いところを理解している雰囲気が、なんだかにやにやするような、そわそわするような、ちょっと嬉しい空気を作り出していた会見だったと思います。

貴官の判断によって最善と信ずる行動をとられたし——首都ハイネセンから届いたその訓令文に対して、ヤンがとった行動とは「イゼルローン要塞の放棄」だった。フェザーン自治領を帝国軍に占拠された今、自由惑星同盟の存在は風前のともしびであり、すべての命運はヤン・ウェンリーの双肩に託されることになったのだ。帝国軍の忠誠を一身に集める存在、ラインハルトを倒すこと。それが同盟に残された唯一の勝機であると考えたヤンは、ラインハルトに決戦を挑むため、イゼルローン要塞をあとにするが……!?(裏表紙より)
イゼルローン要塞の放棄、からの、ラインハルトとヤンの前哨戦、という感じ。これから戦いが始まるのか、という中で、なんだか何人かに死亡フラグが見える気がするんですが……! これでいきなりヤンが死んで、ユリアンに代替わりしたらどうしよう! とか。キルヒアイスの件ですっかりトラウマです……。
ところで、ヤンが仕掛けていった数年がかりの罠っていったいなんなのかな。気になる。

銀河帝国皇帝の亡命を受けいれた自由惑星同盟。しかし、すべてはラインハルトの思惑の内であった。わずかな交渉をも拒否する苛烈な宣戦布告——その裏には、中立だったはずのフェザーン自治領と帝国の盟約があったのだ。再び最前線となったイゼルローン要塞に迫るロイエンタールの猛攻。ミッターマイヤー率いる艦隊によるフェザーンの制圧。ヤンがいだいていた危惧は、ことごとく現実のものとなっていった。フェザーン回廊を経由しての同盟領侵攻作戦、『神々の黄昏』がついに幕を開ける!!(裏表紙より)
またまた、帝国パート。同盟パートでは、ユリアンの現在について。
うおおお、ユリアンあぶねー!! 仕掛けていく(ヤン陣営の面子としての仕事していく)から、狙われないかとひやひやしてる。あと、ロイエンタールが死ぬんじゃないかと思ってびくびくしました。

亡命していた門閥貴族派の残党が、帝都オーディンに舞い戻ってきている——ラインハルトの元にもたらされたその報告の裏には、「黒狐」とも呼ばれるフェザーン自治領主ルビンスキーのある策謀が隠されていた。フェザーンと手を組むことに同意したラインハルトは、潜入した貴族たちによる、幼帝の誘拐と同盟領への亡命を黙視。一方の同盟最高評議会は、これになんら疑問を抱かず、政治的なプロパガンダとして利用することに終始する。そして、ラインハルトによる苛烈な宣戦布告が自由惑星同盟にとどいた……。(裏表紙より)
帝国パートがメイン。今度こそ自由惑星同盟攻略を目指すラインハルトは、ついに皇帝を追い出す(と書くと身もふたもないが)ことに成功し、自由惑星同盟はまんまとその策謀に乗ってしまう。一方、ヤンはその思惑を察知しつつも、ユリアンを手放す事態に陥って。
ラインハルト陣営は、舞台か! ってくらいきらきらーっと華やかなんですが、私が好きなのはヤン陣営です。あの生活能力がない人が、いやだいやだって言いながら活躍するのが好き。