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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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京都寺町三条のホームズ (双葉文庫)
京都の寺町三条商店街にポツリとたたずむ、骨董品店『蔵』。女子高生の真城葵はひょんなことから、そこの店主の息子、家頭清貴と知り合い、アルバイトを始めることになる。清貴は、物腰は柔らかいが恐ろしく勘が鋭く、『寺町のホームズ』と呼ばれていた。葵は清貴とともに、客から持ち込まれる、骨董品にまつわる様々な依頼を受けるが——古都を舞台にした、傑作ライトミステリー!(裏表紙より)

舞台は京都。骨董品店のアルバイト、女子高生の葵と、店主の息子の清貴。京都の街を歩きながら、出会う人たちと小さな謎を解くお話。
とても葵が可愛らしいです。失恋から始まるって、もうここから恋が始まるだろーっていうのが楽しい。清貴のいけずなところが色っぽくてかっこよくて、どきどきします。
京都の有名どころをなんとなく歩いている感じなのも楽しかったです。
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ユニコーンの聖乙女 聖獣と乙女の契約事情 (一迅社文庫アイリス)
「我が乙女になる気はあるか」
両親を失い、結婚させられそうになっていた田舎の町娘・オルナを助けてくれたのは、ユニコーンのクインティゲルン。契約し彼の乙女となったオルナは、恩返しのため立派な乙女になることを決心! 王都の館で新生活を開始するけれど、ユニコーンの彼と会えるのは夜だけで——?
結婚回避の手段は、聖獣との契約!? 癒しの力をもつ乙女とユニコーンの青年の凸凹契約ラブファンタジー!(裏表紙より)

ユニコーンと契約した乙女は、人々の病や怪我を引き受け、その傷をユニコーンに癒してもらうことを繰り返し、人々を救う聖なる存在。両親を亡くしたオルナは偶然ユニコーンと出会い、彼に助けられてユニコーンの乙女たちが暮らすレーアの館で奉仕活動を行うことになった。
物語の入り口という感じのお話で、オルナがいかにして乙女となり、聖乙女と呼ばれ始めるようになったかがわかる。できればオルナとクインティゲルンが一緒に頑張るところをもっと見たかった!
乙女になったオルナもいい感じだったんですが、冒頭の、両親を亡くしたオルナがクズ男とその父親にいいようにさせられそうになってクインティゲルンに助けられるまでがめちゃくちゃ面白かったです。なんでそこかと言われると、これがもう、婚約者(仮)のラドが笑えるくらいクズで! クインティゲルンにびびりまくった彼にざまあ! と思うのが大変楽しかったんです。
詩人の夢 (ハルキ文庫)
自らの罪で詩人を死に至らしめたことを悔い、「真実の恋」を諦めたまま、詩と音楽に慰められて大人になってゆくシェプシ。神の言葉が解明され、禁囲区域であった紫の砂漠は解放されて、世界は混沌をきわめてゆく。天変地異、政変、急激な変化の中で、優秀な書記としてのぞまれながらも、詩人になることを選んだシェプシの運命は……。名作『紫の砂漠』の待望の続篇、書き下ろしにて登場。(裏表紙より)

旅を終えたシェプシは、書記になるための教育を受けながらも詩人になることを諦めないでいた。周囲の反対をおして詩人になったシェプシだったが、砂漠の禁忌が解かれたことで世界は急速に変革していく。書記、巫祝、祈祷師という三つの派閥と、「神の箱」によって生まれた親を持たない三人の子どもたちを巡って、天変地異や政変に巻き込まれていくシェプシ。
異星でのSFファンタジー。シェプシのその後がわかります。
神々の手によって閉ざされていた世界が開く様が、恐ろしいようで悲しいようで。翻弄されるシェプシの悲痛な思いが胸に痛い。けれどその結末は「欲しいのは子どもじゃない。あなただ、シェプシ。なぜ、わからない?」という、運命の恋ではないかもしれないけれど、片割れを見つけたという幸福だった。
遠い世界の物語、堪能しました。
紫の砂漠 (ハルキ文庫)
遙かかなたの地平線まで、鷹揚に風の紋を刻んでただただ広がる紫の砂漠。なにかが呼んでいる——砂漠の果てに生まれ、砂漠とともに過ごし、砂漠に強く心惹かれるシェプシは、神の領域であり、禁域とされている紫の砂漠へ思いを募らせる。四つの月を持ち、「真実の恋」によって男女の性差が決定するこの星で、シェプシの冒険がいまはじまる。芥川賞作家・松村栄子がおくるファンタジーノベル。(解説・高原英理)(裏表紙より)

ファンタジーっていってもきっとSFなんだろうなあと思ったら、しっかりSFでした。
立ち入ることの許されない紫の砂漠に憧れるシェプシは、周りの人々と違って「丸い耳」を持つ子。七歳になって同じ歳の子どもたちとともに「運命の旅」に出て新しい親元に行くはずが、旅先案内人である詩人と詩人の語る様々なものに好奇心を刺激され、ついに旅の途中で砂漠に向かうことを決意する。そして砂漠で出会ったのは、自分と同じ丸い耳を持つ、自分の知る世界とはまったく異なる道具を使う人たちだった。
詩人の名であり、砂漠で出会った子の名である「ジェセル」という名が運命として廻るのが面白いなあと思いました。最後は、ああやっぱり……という気もしたし、悠久の、果てしない時の巡りを感じてちょっと呆然としたりもして。いいSFでした。
黒衣の騎士と悪女の良縁 (ルルル文庫)
悪評まみれの美少年愛好家、令嬢シェリーの結婚が決まった。夫となるのは国一番と評判の美少年ルース…ではなく、その兄クロード。戦場の死神と呼ばれるほど勇猛で強面な将軍のクロードには「弟を溺愛するあまり屋敷に閉じ込めている」という不穏な噂がある。「弟に近づくな」とシェリーに告げて花嫁拒絶の態度をみせるクロードに秘密が? 夫を探ろうとするシェリーだが、ある時、クロードの思いがけない優しさを知ってしまい…!?(裏表紙より)

美少年愛好家として、美少年と見れば家に連れ込み絵を描くシェリー。悪女として評判の彼女の本当の姿とは? そして結婚した黒衣の騎士クロードが抱える家ぐるみの秘密とは?
やっぱりどこかぶっ壊れたヒロインで笑 恋愛感情を抱くことができないと宣言しながら、やたらとあなたを叩きたいとか痛くしてほしいなどと言うのが、微笑ましいというか苦笑いしてしまうというか。
夫婦にしては甘さのないふたりが、共通してブラコンで「家族になりましょう」というお話、可愛らしかったです。
薬の罠に気をつけて (一迅社文庫アイリス)
王宮を揺るがす大事件——それは、惚れ薬を飲んだ公爵フィオンが男爵令嬢コレットを見初めてしまったこと!
「僕が君のそばにいることを、どうか許して」
あなたの言葉は薬の効果、それとも本心……?
WEBで累計1290万PVのちょっと変わった溺愛系ラブファンタジー、ついに書籍化!(裏表紙より)

惚れ薬を盛られた王弟殿下、バード公爵フィオン。そんな彼に惚れられてしまった男爵令嬢コレットは、先ごろ結婚するはずだった相手から婚約しない旨を告げられたばかり。果たして惚れ薬をもったのは? フィオンの言葉はどこまで本心か?
地味な性格だけれど心優しいコレットのことを応援したくなります。しかし私はじみーに弟のアンリくんが好きだ!笑 冷静で賢い雰囲気がすごくする。
女の人は怖いよーというラストだったので、コレットは気に入られてよかったね……。しかし親世代が想像以上に根深そうだ。
銀嶺の巫女 蒼天を駆けるもの (一迅社文庫アイリス)
罪人として追われていた巫女・榧を救ってくれたのは、辺境の国ギンレイの王・焔だった。ところが、彼女とともに<焦土の神>を解放したことで、焔は反逆の容疑をかけられることに…。神権の中心であるオウドで静かに裁きを待つはずが、社が襲撃される事件が発生! 焔は次代の帝と協力して襲撃者を追うことになるが——。巫女である身には許されない激しい想いが、榧を変えていく。巫女と王が奏でる和風ラブファンタジー第2弾!(裏表紙より)

1巻を読んだはずなのですが、どうやらOS更新後のどたばたで記録を失ったらしく、2巻からの感想です。(ちなみにOSは具合の悪いことになったのでダウングレードしました)
和風世界観で、神の名を有する社と神の名を用いることができる巫女がいる。今回はその神名をめぐる事件のお話。神の名を使うというところから、多分神様が怒って取り戻しにくるんだろうなあと思ったら案の定。
しかし桜王、お前がすべての元凶じゃないかー!! と思ったので、この人をめぐる話をもう少し深く読みたかったな、と思いつつ……。
これから神のいなくなる世界を榧が新しい名前でどう生きていくのか、楽しみです。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)
あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと——。あたらしい僕の大学生活はこうして始まった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同級生の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。(裏表紙より)

最後まで影を感じる作品だったなあ。うまく読めた自信がないんですが、途方もない、茫漠とした世界に取り残されているような気持ちになって、どうしよう、と思ってしまった。
何が自分を自分たらしめるのかとか、うまく自分の思いを口にするにはどうしたらいいのかとかを、うまく誤魔化しながら生きている感じに気付いてしまった瞬間、直子のようになってしまうのかもしれないなあ……。うまく社会に適応するかそうでないか、という話のように思えました。傷付くものなのだと肯定してくれてはいるんだけれど、うまくはいかない。もやもやしたものを抱えながら読了。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)
暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルグ空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの「ノルウェイの森」が流れ出した。僕は一九六九年、もうすぐ二十歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱していた。――限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。(裏表紙より)

村上春樹を読むのは久しぶりだ、というわけで『ノルウェイの森』を。
当時大学生になった僕ことワタナベトオルは、親しかった友人キズキをなくし、彼と幼なじみだった直子と交流を持っていたが、関係を持ってすぐに彼女は姿を消し、山奥の療養所へ行ってしまう。
センチメンタルというのか、埃っぽくて白い光が見えるようで、鬱屈した雰囲気がなんとも。これどこに落ちるのかなあと思いながら上巻を読み終えました。
魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)
アクロバット飛行中の二人乗り航空機。高空に浮ぶその完全密室で起こった殺人。エンジェル・マヌーヴァと呼ばれる宝剣をめぐって、会場を訪れた保呂草と無料招待券につられた阿漕荘の面々は不可思議な事件に巻き込まれてしまう。悲劇の宝剣と最高難度の密室トリックの謎を瀬在丸紅子が鮮やかに触き明かす!(裏表紙より)

飛行機ショーで起こった殺人事件。パイロットの一人、西崎杏奈と知人である練無はもらったチケットを阿漕荘の面々に譲って観覧していた。一方、保呂草はエンジェル・マヌーヴァの行方を捜索する依頼を受けて、各務亜樹良と接触。ふたつの事件が緩やかに交わる状況に。
さくっと謎解きが行われて、こんな軽い読み口だったかなあなんて思いましたが、わかりやすくて面白かったなあ(ちょっと謎が残されている感じがあるけれども)


「そうよ。好きな人が教えてくれることって、もの凄くしっかり頭に入ってしまうものなの。一度聞いただけで絶対に忘れないわ。だから、もししっかりと覚えたいことがあったら、人でも本でも、その相手を好きになることね」(p.133)
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Author:月子
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