読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「獣の棲む家」
戦火の故郷を離れ、イギリスに亡命した夫婦は指定された期間収容施設に滞在し、許可された家での生活を許された。だがそこで暮らすうちに夫婦は『何かおかしい』と感じ始める。実はこの家には曰くがあったのだが、本当の恐怖は別にあって……。
ホラースポットが『家』で、そこに滞在し続けなければならない状況を発生させるのが亡命した難民ゆえに行く場所がない、という設定がすごくリアルでおおっと思いました。心理的に追い詰められていく状況も、外国人で黒人であるという差別意識が追加されるときつさに説得力がある。
どんどん人が精神的に壊れていくのを見ながら、どう決着をつけるんだろうと思ったら! うわー! と叫んでしまった。そういう設定か! うわーリアルすぎて……うわー……。あるよなあ、あるんだろうなあ、と思って人の心の怖さがここにきてどんとのしかかってきたの、すごくよかったです。
戦火の故郷を離れ、イギリスに亡命した夫婦は指定された期間収容施設に滞在し、許可された家での生活を許された。だがそこで暮らすうちに夫婦は『何かおかしい』と感じ始める。実はこの家には曰くがあったのだが、本当の恐怖は別にあって……。
ホラースポットが『家』で、そこに滞在し続けなければならない状況を発生させるのが亡命した難民ゆえに行く場所がない、という設定がすごくリアルでおおっと思いました。心理的に追い詰められていく状況も、外国人で黒人であるという差別意識が追加されるときつさに説得力がある。
どんどん人が精神的に壊れていくのを見ながら、どう決着をつけるんだろうと思ったら! うわー! と叫んでしまった。そういう設定か! うわーリアルすぎて……うわー……。あるよなあ、あるんだろうなあ、と思って人の心の怖さがここにきてどんとのしかかってきたの、すごくよかったです。
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自分の気持ちを表現できず周囲と不和を起こしがちな中学生の琉花は、ある日水族館で不思議な少年に出会う。ジュゴンに育てられたという不思議な少年たち、海と空は、海で発生している異変と深くつながっていて……。
原作は途中まで読んでいます。
世界と命の循環にまつわる、海と人と命の壮大な物語。けれど物語はあくまで琉花たちの周りで起こって動いている感じが、スケール感を感じて好きです。
原作に即したキャラクターデザインがいいなあ。漫画原稿の緻密さと迫力をアニメーションにするのはすごく難しいと思いますが、私が原作に感じていた底知れない恐ろしさよりも、美しさや光の表現の方が印象に残っているかも。
ラストシーンのへその緒の切るところは息を詰めて見てしまった。このシーンのためにすべてを組み立てていたんだなあと思うくらい。
ハロウィンの迫る秋。警察関係者の結婚式に参列していたコナンたちだが、一方で公安警察の安室と風見は脱獄した連続爆弾犯を追跡していた。だがこの犯人は謎の爆弾の爆発によって死亡、安室は新たな爆弾魔によって首輪型爆弾を装着され、身動きが取れなくなってしまう。このことによって世界各国で指名手配されている爆弾を使った殺し屋プラーミャと、安室たち警察学校同期組が関わる事件が幕を開ける。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。
天才外科医でありながら事故によって医師としての将来を絶たれ、現在は最強の魔術師となったストレンジ。スパイダーマンの件からマルチバースとの関わりを深めていく彼は、夢の中でもう一人の自分が不思議な能力を持つ少女と逃亡しているのを見る。その少女が実際に現れ、敵に追われているところを助けて話を聞くと、彼女、アメリカ・チャベスはマルチバースを行き来する特別な能力の持ち主だという。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。
個人タクシー運転手の小戸川は偏屈で口が悪い。ごく限られた人間関係の中で、失踪中のアイドルを乗せたことがあったせいで殺人事件、裏社会での抗争、発砲事件と繋がりあった複数の事件に巻き込まれていく。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。
呪術高専、それは呪いを祓うために呪いを学ぶ特殊な学校だ。かつて結婚の約束を交わした折本里香が目の前で交通事故に遭って亡くなって以来、強力な呪霊と化した彼女に呪われた乙骨憂太。あまりにも危険な存在として処刑されることを受け入れたものの、特級呪術師・五條悟に手を差し伸べられて呪術高専に入学する。自分と里香の呪いを解くことを目指す憂太だが、そんな彼らを狙って高専を追放された強力な呪術師・夏油傑が現れ……。
劇場公開中なので続きから。
劇場公開中なので続きから。

霊が見える三角康介はその力に長らく悩まされていたある日、冷川と名乗る男に見出され、特殊清掃という名の除霊業務にアルバイトとして雇われることになる。やがて二人は「非浦英莉可」なる人物の呪いによって引き起こされた連続殺人事件の謎を追うことになるが、冷川の過去と浅からぬ繋がりがあり……。
原作未読。アニメ視聴済み。壊れた男と踏みとどまる男の、ホラーBL? さすがに実写なので快感を得る描写はなし。いやアニメで見てびっくりして、実写はどうするんだろうとどきどきしていたから……。
英莉可にまつわるエピソードや三角の父親の話などは大幅にカットしつつ、冷川の過去や教団のことはしっかり描いてあり、能力者非能力者全員集合の共闘が好きだっただけにちょっともったいない気がしつつもなるほどなーと思って見ていました。教団の惨さがだいぶとアレな事件の描写になっていて、おう……と胸がえぐられる。冷川……。
冷川の何考えているかわかんない胡散臭さが最高だったのと、英莉可が影があって抜群に可愛くて眼福でした。

ゼロレクイエムにより守られたかつてのエリア11、現在の超合集国。旅を続けるC.C.は残った力でルルーシュの復活を行うが、不十分な力のために戻ってきたのは幼児退行した空っぽの彼だった。その頃世界人道機関の名誉顧問となったナナリーたち一行は訪れていたジルクスタン王国にて襲撃を受け、敗北を喫したスザクとともに囚われの身となってしまう。
おかえりルルーシュ、な劇場版にして最後のお話、でいいのかな。
個人的な見どころは、ルルーシュをぼっこぼこにするスザクに、いままでの強行的なやり方と人を信じ切ることができず多くを傷つけたルルーシュが誠意を見せたこと、彼の強引なやり方を許せないでいながらその功績を認める人々が手を貸してくれたこと。そして兄と妹がそれぞれ兄妹離れをすることに、永遠の孤独を旅するC.C.がようやく一人ではなくなったこと。
すごくすごくハッピーエンドというか、アニメシリーズの悲劇は悲劇として素晴らしく心を震えさせられたけれども、ずっと見ていた彼ら彼女たちの幸せを心のどこかで願っていた視聴者の願いを叶えるための話でした!
いやあスザクがルルーシュをぼこぼこにするところ笑った笑った。スザクはそうする権利があるよねえ。多分みんなも絶対「スザクに会ったんならぼこぼこにされたに違いない」って思ってたと思う笑
立派になったナナリーがルルーシュの手をとって、今度は兄を守ろうとするのも、ルルーシュがそれを自分の道を歩いていけるようになったと感じて、今度は自分の道を選ぶところもすごくよかった。そしてここで「魔女」だのなんだのと言われていたC.C.と一緒に行くというところ、息切れのかっこよさとのギャップが最高でした。泣いた。不老不死の人間がやっと道連れを得られる展開、めっちゃすき。好きすぎてうわーんってなった。
最後の服装にはいかにも「悪魔か神か」みたいで笑っちゃったんですが、個人的にはめちゃくちゃ好きな劇場版でした。

教師を目指す大学生ソラ。一流商社で働く帰国子女ミレ。夢を追うために働くフリーターのレイカ。年齢も肩書きも住むところも異なる三人が出会ったのは鎌倉の洋館で、アニメ「おジャ魔女どれみ」のファンである共通点があった。意気投合した三人は連絡先を交換し、聖地巡礼と称してアニメゆかりの地を巡るようになるが、三人はそれぞれに壁にぶつかっている最中でもあった。
幼少期に見ていた、そしていまも大好きな作品が「大人」になっても私たちを救う。
そうした「物語の力」を描いた作品で、ああすごく愛おしいなと思いました。これは多分、作り手たちが夢見る世界の出来事だ。
「おジャ魔女どれみ」が好き。けれど普通の大学生、社会人、フリーター。大いに悩み、現実にぶつかり、夢を叶えたいけれどどうにもできずもがく。みんな身に覚えがあるし、いまもどこかでこんな人たちがいるんだと思う。けれど一人で悩むしかなかったことも「好き」の気持ちで繋がった仲間が助けてくれる。すごく奇跡的で、すごくリアル。同好の士がいることで救われること、いっぱいある。
素敵な作品でした。時を経て、当時のスタッフさんたちがまだ作品を作ってくれて、本当に嬉しい。ありがとうございました!

数多の計略と戦いを乗り越え、ついにブリタニアに手が届いたルルーシュたち黒の騎士団。兄皇子シュナイゼルの策略に飲まれながら、自らなすべきことと向き合うルルーシュの前に立ち塞がったのは唯一無二の妹ナナリーだった。皇帝と母の死の謎、C.C.の望みが、やがてルルーシュとスザクに大いなる決断のときを告げる。
シャーリーが! 生き残った!!
いやでもルルーシュとしてはもう絶対後戻りできないという覚悟を決める点ではシャーリーの死は必要だったと思うので、映画版の改変はちょっと残念なような……と思いながらもしかして次の映画の伏線か? と思ったり。
テレビシリーズでは怒涛の畳み掛けだった戦いも、改めて見ると、ナナリーは本当にルルーシュによく似ていたんだなあ……と切なくなりました。なんだろう、彼ら二人とも、生きることを許されて生きていたから次の世界のためにはこの命を返さなくては、みたいなところがあるような気がして。ナナリーは真実を知らなくても、次の世界に自分がいるのは危険だと思っていたのかも、とか。本当に、わかりづらいけれど優しい兄妹だ。
皇帝ルルーシュの終焉は、やっぱり泣いてしまった。ナナリーの悲痛な叫び、あなたさえいればいいという思いは多分彼女も同じだったんだろうなあ。そして多分、どんなに憎んでいても命が終わるときには愛が残るんだよ、きっと。
というわけで復活のルルーシュを見る準備は整った! 見るぞー!!