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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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ミステリオの策略により全世界に正体が明かされてしまったスパイダーマンことピーター・パーカー。常に世間の目に追われ、その影響は家族や恋人や親友にも及ぶ。彼らを助けたい一心でアベンジャーズの仲間ドクター・ストレンジを頼るも、発動しなかったはずの魔法が原因でマルチバースから「スパイダーマンの正体を知る」ヴィランたちが集まってしまい……。

公開中なので続きから。ネタバレあります。


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B07CN3Y659
突如自我を失い暴徒と化すヴァールシンドロームの蔓延により、生態フォールド波を発する歌声の持ち主たちが集う戦術音楽ユニット「ワルキューレ」とバルキリー部隊Δ小隊の戦いの日々が続いている。ある日Δ小隊の若きパイロット、ハヤテ・インメルマンは密行してワルキューレ新人オーディションを受けようとしていたフレイア・ヴィオンと出会う。やがてΔ小隊とワルキューレたちは星間戦争に身を投じることとなるが……。

アニメシリーズを再構成した劇場版。ちょこちょこキャラクターを深掘りした追加要素がありつつ、削った部分もありつつ。
マクロスならではの三角関係はだいぶと削られており、ミラージュの恋心の描写は少なめ。確かに恋の相手としては弱かったけれどもちょっと寂しい。
曲にも変更と追加があり、エピソードもぎゅっと凝縮されていて見やすかったです。カナメさんとメッサーくんのエピソードはいつ見ても泣ける……。メッサーとハヤテのばちばちした関係があまり描かれなかったものの、メッサーの不器用な性格と仲間思いなところはちゃんと描写されていて、本当に君は……という気持ち。
そしてやっぱり最後はみんなで「美雲、大好きだよ!」と叫ぶ展開はユニットならではの良さがありました。美雲もちゃんとそれに応えてくれて嬉しかった。
B012Z2WETU
境界の彼方との戦いを終え、これからが始まるはずだった秋人と未来。だが未来の中からは異界士としての記憶がすべて失われてしまっていた。もちろん秋人のことも……。彼女の幸せのためと関係を断とうとする秋人だが、次々に異界士が襲われる事件が発生し……。

過去篇に続く完結篇。「あなたの幸せのため」「幸せってなんですか?」という、誰かのためという思いに基づいた行動をエゴだと言い切る展開は青春もの、バトルものとして最高だと思います!!!
かなり終盤まですれ違いが続くので見ていてちょっとしんどかったんですが、彼らを取り巻く異界士たちの物語が落ち着くべきところに落ち着いて、多少なりともほっとしました。過去に囚われている大人がなんかちょっとかわいそうでなあ。
記憶を失いながらも未来がくるくる戦うシーンがかっこよくて、はわわ……と思いながら見てしまった。可愛い系女子がめちゃくちゃに戦うの、めっちゃ好き……。
B00UQ2WW7G
異形のもの・妖夢を討伐する異界士だが呪われた力を持つ栗山未来は、ある日人間と妖夢の血を引く半妖の神原秋人と出会う。ちょっと変わった嗜好を持つ秋人は、その血ゆえに不死身の肉体を持っていたが、それは未来たち異界士にまつわる重大なものにつながっていて……。

タイトルから想像していた話以上に現代異能ファンタジーだった。テレビシリーズめちゃくちゃ気になるぞ!
自分の血を使って武器を作り出し敵を屠る呪われた一族の裔の少女と、不死身の肉体とその謎を抱えた少年のボーイミーツガール、ガールミーツボーイなファンタジー。名家がどうの、呪われた力がどうのという設定が美味しすぎてありがとう!
戦闘シーンがかっこいいし、女性キャラクターのデザインがやっぱり可愛い。この絵柄好きなんだよなあ。サイズ感のちっちゃい、可愛い見た目の未来がくるくる戦うの、すごくよかった。
そんなわけで原作買っちゃった! 楽しみに読もう。
しかし冒頭のダンスはいったい何が始まったんだろうと思ったぞ……。安心の京アニクォリティだっただけに困惑がすごかった笑
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心葉にきつく当たる琴吹ななせは、本当は彼に好意を抱いている。素直になれないだけで毎度後悔と自己嫌悪に苛まれるななせだったが……。

森ちゃん、森ちゃんがすごくいい子! 友だちの間違った行動をはっきり指摘できる人間の希少さが際立つ。
ななせはなんというか、遠子先輩の圧倒的正ヒロイン感のせいでどうしてもかませ犬感があるのが切ないな。
というかここまで三部作を見ていて思ったんですが、このシリーズ実はまともな人がほとんどいないのでは……?
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井上心葉にとって最も大事で、一番傷付けられた存在、朝倉美羽。寂しさを救ってくれた心葉に唯一心を許していた彼女は、心葉が小説家としてデビューしたことで決定的に壊れてしまい……。

原作を読んだときも思ったんですけれど、私はこの朝倉美羽という人があんまり好きではなくて、やっぱり最後までずるくて子どもだなあと思ったのでした。ただそれだけ彼女は若かったし、他の世界を知らない、狭いところで生きていたということなんでしょうけれど……。
心葉の純粋な気持ち、あるいは鈍感さが無邪気に美羽を傷つけている描写はリアルなんですよね。こうした純真さが人を徹底的に痛めつけているのはよくある話だと思いました。
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物語を食べてしまうほど愛している天野遠子は、偶然ある投稿作に巡り合い、その作者に深く惚れ込むようになった。その人物が華々しくデビューし、新作を期待するが遠子が知らされたのはその「井上ミウ」が書けなくなったということで。

文学少女シリーズの前日譚。遠子がどのようにして「井上ミウ」と出会い、その作品に惚れ込んだか。心葉との出会いをいかに喜んだかが伝わってきます。
いまなら遠子の事情がわかるから、どんなに傷付いてきたんだろうかと考えたし、井上ミウにどれほど救われたんだろうと想像しました。
B0791W72W5
大正七年、東京。十七歳の女学生・花村紅緒はある日陸軍歩兵少尉の伊集院忍と出会い、彼が許婚であることを知る。逆らって家出するも捕まり、伊集院家に行儀見習いとして居候の身となった紅緒だが、おてんばで素直な振る舞いは忍のみならず伊集院家の人々を魅了していく。そして紅緒も忍のことを憎からず思うようになり……。

原作は読了済み。こうしていまの作画で見ても、紅緒の言動は清々しくて楽しい。展開も、ああそうそう、こういうの好きなんだよなあ! というものがたくさんあって見ていて楽しい。ご前がどんどん絆されていく展開、王道で大好き。
何が憎いって、少尉の声に宮野真守さんを当てるのが憎い! このイケメン! 罪作り! と何度思ったか……。はまり役すぎて悶えました。
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行方知れずとなった忍を探しに満洲へ渡った紅緒は、彼を知るかつての部下・鬼島と出会う。忍の訃報が誤りでないと確信した紅緒は日本へ戻り、記者の仕事に邁進するが、そこへ忍そっくりのロシアの亡命貴族ミハイロフ侯爵のことを知る。動揺する紅緒は未だ忍のことを諦めきれないでいたが、そこへ上司である編集長・青江冬星から求婚され……。

激動の後編! という感じの盛り沢山な内容。この作品、終盤の関東大震災の凄まじさに、紅緒と忍と冬星の恋模様がぐっちゃぐちゃになる展開が、なんというか、なんだかなあとなるんですよね。主に編集長がかわいそうで……。こういう大きな災害があったときにしか本当に大事なものがわからない、ほしいと言えないのは、なんだか辛いなとか。
後編でめちゃくちゃ好きだったのは環です。モダンガールになった彼女の見た目や言動がめちゃくちゃかっこよくて可愛い! 鬼島との恋も期待しちゃうし想像しちゃう!
なんとなく見始めましたが、絵は綺麗だしやっぱりお話が好きだなあと思った作品でした。
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「三食昼寝付き」で「勉強ができる」と聞いて自ら宮女狩りに志願した田舎娘の銀河。宮女となるため娥舎で同室となった仲間たちとともに学ぶ銀河は、独特な感性と物言いを遺憾無く発揮する。そうして卒業試験を経て、なんと正妃に抜擢されるが新皇帝は後宮にやってくるときに出会った謎の青年コリューンで!?

「大人の小説」として活字ばかりの本を読み始めた頃、二冊目とか三冊目とかに読んだのが酒見賢一さんの『後宮小説』でした。それを原作にしたアニメがあると知ったものの、視聴する機会に恵まれず、十年くらい経ったかなあ……こうやって有料配信サイトで見られる日が来るなんてあのときは思いもしなかった。
というわけで感無量で鑑賞。短くあっさり、わかりやすくまとめられているものの、銀河の魅力はやっぱり際立っていてにっこにこで見てしまった。原作は結構周りの設定が悲惨なだけに……。
銀河の立身出世の物語として最後まで描かれていましたが、原作のルームメイトたちとの絆が好きだったので、わがままをいうならその辺りももう少し見たかった。銀河とコリューンの不思議な結びつきは想像した通りで、二人の別離はこの年になっても胸がぎゅっとしてしまったのでした……。
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Author:月子
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