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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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新興貴族ブーリン家の姉妹アンとメアリー。家族の策略によってヘンリー8世に近付き、寵愛を得ようとする姉妹だが、選ばれたのは妹のメアリーだった。自尊心を傷付けられたアンは別の貴族と結婚を強行するも、家族の怒りを受けてフランスへ送られる。だがメアリーの寵愛が薄れ、アンが呼び戻されるとあっという間に王の寵愛を受けるようになった。未来に続く因縁の、王と女たちの物語。

アン・ブーリンの名はよく聞きますが、この作品はどちらかというとメアリーにも視点を置いていて面白い。美しいけれど姉に比べて平凡なメアリーが、ブーリン家に生まれた不幸を見ていて感じました。ともすれば男性のように貪欲に頂点を目指すアンは、やはりブーリン家の人間という感じだから。
物語はコンパクトながらきっちりまとまっていて、思っていた以上に姉妹がギスギスしすぎていないのは見ていてちょっと安心。いやでも内心では嵐が吹き荒れていたでしょうけれど。同じ男性と関係を持つ姉妹って、現代の価値観的にあまり推奨されないと思いますけれど。
またこの作品、めちゃくちゃ服飾や建物が綺麗でなあ! 16世記イングランドはこういう感じねふむふむ。
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脳をスキャンして生前の記録を映像化するMRIスキャナーを用いて、数々の事件が解決されるようになった現代。しかし凶悪事件に関わる記憶を目の当たりにすることで、捜査官たちの精神は常に危うい状況にある。そんな警視庁の通称第九に配属された青木は、室長の薪と出会う。今回捜査するのは一家殺害の罪で死刑に処された男について。だが記憶を読み取ったところ、真犯人は現在行方不明である娘の絹子だとわかってしまう。だが捜査を進めるにつれて封印された過去の事件を暴くこととなり……。

原作は未読。原作作画の美麗さはさすがに表現できないので、映像をちょっとサイバーパンク風にしてみました、という印象。しかし出演者の顔がみんないいのはわかってるなと思いました笑
わかっていたはずなのに結構きついシーンが多く、捜査官が絡むもので精神に揺さぶりをかけてきて主人公側が後手後手に回る展開はだいぶメンタルにきます。
それだけに「美しい世界」のシーンは、ちょっとだけ救われました。この「ちょっとだけ」がいいんですよね……本当に美しい世界なんてどこにもないけれど、その一瞬、その刹那が尊い。
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人情に厚い、穏やかな人柄ながら剣の達人でもある坂崎磐音。幼馴染みの二人と江戸勤番を終えて故郷に戻った三人だが、とある策略にはめられた幼馴染みたちを失い、自らも結婚の約束をした奈緒を置いて脱藩。江戸にて浪人として暮らし始める。長谷の大家は困窮する磐音を見かねて、両替商・今津屋の用心棒の職を紹介するが、図らずも商人たちの争いと幕府が流通させた新しい貨幣をめぐる陰謀に関わることになった。

原作は未読。長期シリーズなので映画化? と思っていたんですが、思いがけず面白くてびっくりした。時代劇といってもライトな雰囲気で、穏やかな人柄で軽んじられがちだけれど剣の達人、礼儀正しく優しいのでみんなに好かれる、賢くて知恵を巡らせて窮地を救う、と完全に主人公体質な磐音が事件に立ち向かう。
旅立ちの理由も、幼馴染みたちが策略によって勘違いから人を殺し、その人物と策略を巡らせた人物を別の幼馴染みが殺し、それを磐音が討ち取らざるを得なかった、という、ほぼほぼ「村を焼かれた」なのも面白いなあ。
悲しみを抱えながら腐らずにいる磐音がまたいいんですよね。それを新しい恋が支えてくれたり。
最後に奈緒と、再会しつつ永遠の別れを告げるのも哀愁が漂っていてよかったな。
「彼女」
美容整形外科の医師であるレイは同性の恋人と付き合っている。だがある日十年ぶりに高校の同級生だった七恵から連絡が来る。七恵は結婚後、夫から暴力を振るわれ続け、ついに限界を迎えていたのだった。七恵のためにレイは彼女の夫を殺害して出頭する旨を伝えるが、七恵は怒り、二人の逃亡生活が始まってしまう。

裕福な家に生まれ自身も医者だが、同性愛者であるレイ。崩壊した実の家族から逃れて結婚したものの夫から暴力を受けて何一つ持たない七恵。きっとどちらも本当にほしいものが手に入らない二人。そんな二人の逃避行は、心がひりついて、熱くて、苦しい。情念とか歪んだ愛と呼ばれるものが、煮えたぎるように見えたり、ひたひたと冷たく満ちているようにも思えたりする。
レイが売春をするシーンがきつかったなあ……。多分これってめちゃくちゃ心が乾いて飢えてどうしようもなくて、お金を稼ぐためもあったと思うけれど空虚を埋めようと必死だったんじゃないかなと思ったんですよね。その後置いてきた恋人に電話して、恋人に肯定されるシーンはちょっとほっとしました。このままだとどこかで死んでもおかしくなかったから。
兄の将人は最初うっとなったんですけれど、奥さんの悠がすごくよかったな。悠がいることで将人は少しだけ視界が広くなっている感があって。
濡れ場やスプラッタシーンがありながら、逃避行シーンの二人の楽しげな様子が見ていて嬉しくて、旅するところをずっと見ていたくなってしまいました。
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街外れにある「ジェイルハウス」と呼ばれる廃屋に肝試しにやって来た高校生の卓郎、美香、たけし。素行の悪い彼らはかつて同級生をいじめて自殺に追い込んだ過去があり、いまはシュンがターゲットだ。そんなシュンは不登校となり、家で自作ゲームを作り、登場人物にいじめっ子たちを配置し、ゲーム中で彼らが死ぬことで鬱憤を晴らしていた。そんなゲームと現実が何故かリンクしてしまい……。

人気フリーゲーム「青鬼」を題材にした映画作品。鬼ごっこのように逃げるというゲームの内容をしっかり踏まえて、高校生らしい浅慮さとちょっとした成長と因果応報を描いたストーリーになっているのがなかなか面白かった。
いじめられっ子が作った「青鬼」的ゲームと、現実のお化け屋敷がリンクし、ゲーム製作者側がお化け屋敷にいるいじめっ子たちや巻き込まれたひろしをなんとかしようとする。ひろしのちょっと風変わりなキャラクターが結構ちゃんと生きていて、原作ゲームで会話するパートがあればこういう風だったのかなーなんて思えて面白かった。いじめの主犯たる卓郎は改心、リセット前の記憶がないたけしの馬鹿な振る舞いは最後にしっかりお仕置きと、ちゃんとオチもついているのがいいな。
そしてフワッティーが可愛らしかった。実際はアレなんだけど……笑
「ラベンダー 妖精の歌」
一家惨殺事件の生き残りであるジェーンは、事件から二十五年後、写真家として活動しながら夫と娘という家族を得て日々を送っていた。だがある日幻覚と思われる少女を避けようとし、運転を誤って事故に遭ってしまう。そのせいで記憶を失うが、徐々に記憶を取り戻す途中、何故か自分が家族を失った事件を調べていると知る。疑念を抱いたジェーンは家族とともに事件があった家へ向かう。果たして家族を殺したのは誰なのか?

事件の真相を忘却し、現在の記憶すら曖昧になってしまったジェーン。過去の事件に関わると思しき幻覚を見るが、果たして事件は終わっているのか。家族を殺した犯人は別にいるのか?
冒頭がだいぶギスギスしていたので家族の誰かが死んでしまうのかとだいぶハラハラしました。特に子どもが登場すると子どもがやばくなる(悪霊化する、犠牲になる)展開が多いから……。
状況はだいぶ不安感を煽るものでしたが、真相はさほど怖くなく。しかし犯人を事件の起こった家の、まだ被害者が残っているだろう場所に残していくという行動は報復としてなかなか面白いなと思いました。後ろめたいならなおさらきついだろう。
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最強のポケモンを作ろうとした人々によって伝説のポケモン・ミュウの遺伝子から作られたミュウツー。強い力を持ち、高い知能を有したミュウツーは人間への憎しみを募らせ、ついに逆襲を企てる。サトシとピカチュウ、カスミ、タケシは、ある日謎めいた招待状を受け取り、同じように指定された場所を目指すポケモントレーナーたちとそこへたどり着くが……。

映画第一作目の3Dリメイク。第一作目、どうしてだったかは忘れたんですが劇場に見に行ったんですよね。子ども心にお話のすごさにめちゃくちゃ打ちのめされたのを覚えています。私の知ってるポケモンじゃないけれど、時々不意に始まる私の好みのエピソードに似た、心にぎゅっとくる何かがある! と思ったんですよね……。
「オリジナル」と「コピー」、「生命」について考えるお話で、やっぱりオリジナルとコピーの対決シーンがすごくよくってね……。泣きながら殴り合う鏡写しのポケモンたちが悲しくて悲しくて、人間たちもそれに傷付いているのがね……。ポケモンを使うトレーナーとして考えさせられるところがいっぱいあったと思います。
確かにいまどきで見やすいリメイクではあるんですけれど、やっぱりやっぱり第一作のアニメを見てほしい! あの物悲しさや薄暗い描写はアニメ画の方が映えると思うんですよ。幼い子は、あの暗さが怖いと感じるかもしれないので、理解できる年齢になったらでいいから見てほしいな……。
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神山高校一年の折木奉太郎は、姉の謎めいた手紙の指示で「古典部」なる部に入部することになる。何事にも積極的に拘ろうとしない彼の日常は、このことによって千反田えるや福部里志、伊原摩耶花たちとの関わりで騒がしくなる。そんな彼らがぶつかった大きな謎、それはえるの失踪した伯父と古典部、そして神山高校にまつわるもので……。

原作読了済みで、アニメも視聴済み。
実写版は大きな変更は特にない感じかな、という印象。原作の淡々とした雰囲気に忠実、ではあるんですけれど映像にすると小説を読むより淡々としすぎていて、読みながら気持ちを盛り上げていくように、映画を見ながら感情を昂らせていくことができなかったのが残念だったかな……。事実がわかって、こうじゃないかと考えて、こうだったのか! 自分の中での気付きが生まれにくいというか。
真相自体はやっぱりすごく面白いと思うし、やるせなさもあって好きなんですけれど、実写はあまり向いていなかったんじゃないかなあという印象が拭えず。地味なんですよね。お話はそれがいいんですが、映画作品だと映像が面白いかも大事なんじゃないかと思ってしまう。
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不景気な1930年代のアメリカ、孤児のアニーは仲間たちと明日がよくなることを夢見て暮らす賢くも口達者な少女。だがある日億万長者のウォーバックスのイメージアップ戦略のため、一時的に彼のところで暮らすこととなる。愛犬のサンディとともに前向きに懸命に生きるアニーの言動は、使用人たちやウォーバックスを変えていき……。

82年の作品。最新のものは見ましたが、これが一番いまも舞台等で演じられているものに近いのかな?
こまっしゃくれたアニーが自分なりの価値観と前向きさで、たくさんの人を巻き込みながらみんなで幸せになる。王道だけれどそれがいい。親探しからの流れ、定番だけどそれがいいんだよ……。ラストシーンの花火が如何にも贅沢で、その光景の幸福さに思わず笑顔になりました。
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1988年、イラン・イラク戦争中のテヘラン。シデーは医者を目指して大学で学んでいた過去があり、母親となったいまも復学を望んでいた。だが学生時代の左派の運動に参加していたせいで道を断たれ、医師である夫は前線に派遣されることとなり、疎開を勧められるも夫の実家を忌避して娘のドルサとともに残ることになる。空襲など危険な状況下、シデーとドルサの不安と恐怖を煽るような不可思議な出来事が起き始め……。

時代と戦争が絡むホラー。「抑圧」という言葉がよぎる。やはり時代が変わり、人の心が疑心暗鬼にとらわれるとよくないものが現れるということか。
宗教と迷信とジェンダーの問題が絡み、シデーは夢を絶たれ、夫と断絶し、自身も不安ながら幼い娘ドルサを必死に守ろうとする。守ると言っても、自由な状況でなければこんなにも困難なのかと思わせる息苦しさ。恐怖というより、ただただ不安で怖い。戦争という死の恐怖もすぐ近くに迫っているわけで。
結局それから逃れられなさそうだという結末は、この恐怖を生み出すジンなるものの理由が、人の心に起因するからなのかな。なるほどなあと思って見ました。
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Author:月子
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