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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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クラッシュ・ブレイズ - オディールの騎士 (C・NOVELSファンタジア)
ケリーはのんびりと言い出した。「ダイアンも休暇を取るそうだ。ものすごい勢いですっ飛んでったぜ」
宇宙船においてきぼりにされる操縦者も珍しいが、こうしたことは初めてではないので、ジャスミンも落ち着き払ったものだった。
「では、ダイアナが戻ってくるまで島流しだな」
「気合いを入れて遊ぶとしようぜ」
惑星バラムンディのパールビーチ——白い砂浜と青い海、珊瑚礁が魅力の保養地での出来事である。
どこにでもいるただの人だ(と、本人たちは固く信じている)が目立つことこの上ない二人に、にぎやかで一方的な危ないお誘いが続々とかかる。
どうやら、この惑星のカジノ王の一人娘オディールが関係しているらしいのだが……(裏表紙より)

『逆転のクレヴァス』にて、ダイアナが置き去りにしていった「バカンス中の二人」パート。夫婦! 夫婦! 前半夫婦ばっかりですっごい楽しかった! 最強の人たらし夫婦が当然という顔をして過ごしているのが本当に好きだ。この二人、若返ってから更に生き生きとしている。後半から、クレヴァス後のリィとシェラも参加。宇宙最強の船乗りかっこいいいいいい。親子で飛べてよかったね!! というところもあり、楽しかったです。
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瑠璃色の夜、金の朝 ― 金色の明日 (2) (ウィングス文庫)
たったひとつの願いを、少女は胸に抱いている——。

騎士ダニエル・フォーネッカーと旅を続けて一年半、訪れたウェイミス王国でミオーニはダニエルの盟友ラドリと出会った。そして、その青年によってミオーニが示唆されたのは、二人でいることがダニエルの騎士としての名誉を汚す可能性だった。ひとり思い悩むミオーニ。そしてダニエルと心がすれ違ったまま、王国の政治闘争にお互いが思わぬ形で巻き込まれた時……。
「瑠璃色の夜、金の朝」のほか、書き下ろし「薄荷色の貴婦人」を収録。ガールズ・ファンタジック・ロマン完結篇!!(裏表紙より)

よく噛んで食べるんだぞ、と浮浪児だったミオーニに優しい言葉をかけてくれた、美しくて強い金色の騎士ダニエルとの旅。ミオーニは少年に間違えられるほどの幼い容姿、ダニエルも彼女を子ども扱いして、時々女の子であることを忘れている風だ……という拾われ少女と騎士の物語、完結巻。
ミオーニはダニエルと一緒にいたいという気持ちが強くて、恋人同士という雰囲気ではなさそうな気がしていたんですが、一年半の間に「女の子扱いされたい」という気持ちが強まったようです。あんまりじたばたする様子はないのですが、一緒にいたい、離れたくないという気持ちは強くなっている。そして、ダニエルはついに、手放したくない、と思う。きゃー! と叫んでしまいました。でもやっぱりどうも保護者な感じが。いつか他の人を選んだら仕方がない、と思っている様子でしたが、もうちょっとその辺りの葛藤を詳しく! お願いします! と思ったけれどこれでおしまいなのだった。うー続き読みたい。ロマンスで!
逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)
食事だと言われて居間へ移ったリィは、その瞬間、顔をしかめた。
部屋中に強烈な甘い匂いが漂っている。ドーナツ、デニッシュ、パイ、マフィン。数種類のケーキ。トーストの類もあるが、用意されているのはピーナツバターやジャムなど、見事に甘いものばかりだ。さらにスナック菓子や炭酸飲料が並んでいる。
男は髭もじゃの顔で笑っている。
「おいしそうだろう。きみの好きそうなものばかり用意させたんだ」
「ヴィッキー?」と声をかけられて振り向くと、銃口が突きつけられた。だが怪しい風体の男からは、敵意も害意も感じられなかった。「頼むから一緒に来てくれ」と言う口調には、困惑した様子がうかがえた——
これが、この奇妙この上ない誘拐劇の発端である。(裏表紙より)

怪獣夫婦から離れて、天使組の話。「追憶のカレン」に関わったある少女との約束を果たすため、シェラとリィは、ルウを保護者にしてその場所を訪れていた。リィが離れたところで、声をかけられるも、銃口を突きつけた男からは敵意を感じない。興味を引かれてついていったリィ。この誘拐劇はいったいなんだ? という、今回は常識人がなかなか出て来ず、むしろリィとシェラが振り回されたりもするので、大変。しかも専門的な話は二人ともからきし、なせいで余計に話がこんがらがってくる。
しかし、登場するヴィッキー少年はなんだかいい感じに友達になれそうで、ちょっとほんわか。リィもシェラもこういう子には好感を持ってくれるので、ちょっとわくわくしました。普通の子がもっと二人に絡めばいいのになー。学校のみんなは、二人のことちょっと特別視してるから。
時の旅人クレア〈3〉アウトランダー〈3〉 (ヴィレッジブックス)
ついにクレアはジェイミーに真実を打ち明けた。自分が20世紀から来た人間だということを。ジェイミーは愛する彼女の言葉を信じてくれた。
やがて二人はジェイミーの故郷を訪れるが、そこで聞かされたのは彼の姉にまつわる意外な事実。それを知ったジェイミーは姉の手を握り締めた……。
しかし、平穏な暮らしは突如引き裂かれた。ジェイミーが敵に囚われたのだ。
なんとか救出しようとするクレアに、ドゥーガルが言う——ジェイミーが助かる可能性はない!
『時の旅人クレア』興奮と感動の完結編!(裏表紙より)

久しぶりに続きを読みましたが、おーもしろー! ごろごろ転がってしまった。以前ほどクレアの状況が手探りでなくなってきたからかな。
クレアとジェイミーは逃亡し、ジェイミーの故郷ブロッホ・トゥアラッフを訪れる。ジェイミーの姉ジェニーとその夫イアンと過ごす家族の日常は穏やか。誤解や思い込みも解消されるものの、赤軍服やランダル大尉は執拗にジェイミーを追っている。ここまで危機に瀕するヒーローもないと思うし、ここまで全力で行動するヒロインもいないよなあ! 海外ハーレクイン系の長編は、とってもハードでリアリティがあって、すごい。面白い。クレアの強さが好ましい。
傷つき、疲弊し、完治しない傷を置いながらも、癒し、繋がり、祈り、愛し合う二人は確かに生きているなあと思います。アンセルム神父の言葉がどきっとした。

「あなたはここでなにか行動を起こして、未来に影響を及ぼすのが怖いとおっしゃる。非論理的です、マダム。あらゆる人の行動が未来に影響を及ぼすのですから。あなたがご自分の時代にいたとして、やはりあなたの行動は未来に影響を及ぼすのですよ、いまと変わらず。(略)」
金色の明日 (1) (ウィングス文庫)
その出会いが、一人の少女を変えた——。

浮浪児のミオーニが騎士ダニエルからもらったのは、パンとチーズと「よく噛んで食べるんだぞ」という言葉。それは誰からも顧みられることのなかった掏摸の少女に、初めて与えられたやさしさといたわり、許しと信頼だった。だからミオーニは走る、ダニエルのために。そしてクァストーレの街を戦禍から救うために……。表題作のほか、長篇書き下ろし「鈍色の記憶」を収録。甲斐透がおくるガールズ・ファンタジック・ロマン!!(裏表紙より)

気がつけば老爺に育てられ、その老爺も死に、親なしの子どもたちを集めて掏摸などをさせる親方に殴られる毎日だった浮浪児のミオーニ。金色の美しい騎士ダニエルに優しくしてもらったことが、本当に嬉しくて。こういう純粋な気持ちを抱いたままのミオーニが、一生懸命になるところを応援したくなる。そして、どんなに周囲に認められても、一緒にいたいのはダニエルだけ。でもそのダニエルは時々ミオーニのことを女の子だと忘れてしまう……大丈夫か!笑
ここで、ミオーニが成長してダニエルがぐらつくところを想像して悶えてしまうのは、私の妄想といえども仕方のないことです……。そういう展開を欲する、心から。
カスタム・チャイルド (電撃文庫)
「あー……そっか、もしかして俺しばらく音信不通だった?」『一週間。さすがに死んだかと思うだろ』そんなにたってたっけ。どうりで六月も終わるはずだ。
 ——三嶋は友人の電話に起こされ、寝ぼけたままバスルームへと向かった。ふと、戸口に人の気配がし振り返ろうとした時、首筋にあてられた刃物の感触に全身が凍りついた。
「動かないで。動いたら切れるよ」
 三嶋の前に突然現れた少女マドカ。三嶋の夏はこうして始まった———。
 第9回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞作『キーリ』シリーズの著者、書き下ろし長編。(裏表紙より)

夏になったら読みたくなると聞いていたので、手に取ってみた。
現代らしさを残しつつも遺伝子操作、特に新生児の遺伝子をカスタムすることが流行している社会で、それらの幸不幸を抱えている主人公三嶋と、少女マドカ、その周辺の人々の物語。これは、とてもいい拾い物(誰かが家に転がりこむ話の意)!!! 世界観がとてもよくて、一緒に住む話っていうのはこういう風にちょっと寂しくて陰気な雰囲気の方が好きだー。
無気力な三嶋が、マドカに振り回され、痛い思いなどもして、過ごしていく生活がとてもいい。しかもあの場所で一度話が終わらずに、まだ続いたのがよかった! こういうの、読みたかったよー。分厚かったし、電撃文庫らしい軽さがあんまりなくて、読み応えがあって面白かった。よいものでした。
海賊とウェディング・ベル―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)
画面に現れたのは共和宇宙でも五指に入る大手保険会社キャピタル・ジェネシスの役員、ビル・ロギンスである。
「マクスウェル船長。——実はガリアナ星系へ跳んでもらいたいのです」
ダンの表情が少し変化した。
ガリアナ星系は年間数十万隻が通行する航路だが、海賊が跳梁跋扈することで有名な宙域でもある。
「海賊被害を減らす切り札となるかもしれないものを、なるべく速く届けていただきたいのです」
断ろうにも既に断れない雰囲気だ。
「おばさん、えらい人はどこ?」
ジャスミンはそれが自分に対する問いかけとは思わなかった。幼い少女の声だったからだ。
——ダンへの緊急依頼とジャスミンに声をかけた少女。この二点が重なる時、とても恐ろしい事件が……(裏表紙より)

この時代にはすでに旧式となっている《門》を用いた航海が行われているガリアナ星系。《門》を使う海賊が横行し、人質を取って身代金を要求するのだが、人質三人が帰ってこない。ジャスミンは偶然出会った少女とその家族に事情を聞き、ケリーとともに自ら救出に乗り出すが……という怪獣夫妻の話。
相変わらずジャスミン最強。なのになんだかんだ言いながら、ジャスミンもケリーも夫婦として相手のことを愛しているっていうのがにやにやです! しれっとのろけるから、ちょ、ちょっと詳しく! ってなりながらもそれが怪獣夫妻のいいところですね。
面白かった。
384,403km―あなたを月にさらったら (ティアラ文庫)
美由紀は幼稚園以来9年間、理世にずっと片思い。別の小中学校に通う理世とは384,403km――月と地球の距離のように遠いと思っていた。念願かなって女子高で再会するも、傷つくのを恐れる美由紀は理世への想いを告白できず悶々とする毎日。理世が先輩とHしているのを目撃! 殺意を覚えるほどの嫉妬が燃え上がり、理世を奪おうと決意する。玄鉄絢巻頭コミック&イラスト収録!(裏表紙より)

ついにこの感想記録にも百合が進出してきまして。同性ものも割といける口なのね、と自己確認しました。ティアラ文庫では珍しい、現代もので百合ものです。
見た目とは裏腹にネガティブ思考の美由紀。一方、気ままで人から好かれる性質の理世。ずっと理世を思い続けて、やっと会えると思ったら、自分の臆病さや理世の気ままさに傷つく美由紀。女の子が自分はおかしい、自分は変なんだ、こんな風に想像するのはおかしいんだ、と思いながらも好きでいることを止められないじれじれ感が可愛くて! 好きっていうのは自分も傷つくよねーましてや相手が女の子だもんねーと。晴れて恋人同士になった二人の、夢を見ているような浮遊感がまたいい。現実を遠くにして恋をしている女の子たち。
アルトレオの空賊姫 暁天の少女と世界の鍵 (一迅社文庫アイリス)
魔法と科学が交わり、人々が地上から離れて暮らす異世界。名前と生き別れた弟以外の記憶を失くしてしまった少女・イスカは、おたずね者の空賊団、アルトレオのお頭・ヤフェトに拾われ、行動をともにすることに。ヤフェトと空賊団のメンバーたち、そして偶然助けることになった空軍の青年・ルヴェンとともに、少女は失われた記憶と隠された世界の秘密に迫っていく—―。交錯する3人の運命が切なく胸に響く、空の恋愛ファンタジー。(裏表紙より)

空と魔法と科学の世界。記憶をなくした少女が、大切なものを胸に抱えていこうとする物語、の序章っぽい感じでもっと読みたいけど続きないんか!! ピュアな女の子が、世界の汚いところとか、綺麗なところをたくさん吸い込んで、誰かに伝えていくというのが本当に好きなので、是非イスカとルヴェンの関係をもっと見ていたかった!
ヴォーパルについては、多分後ろ暗い事情で出来てるんだろうなーとは思っていたんですが、あんまり予想していなかった方向で説明が来てびっくりしました。いやでもその設定とっても美味しいです。イスカの正体も意外で、そう思うとやっぱり続きが読みたいなあ……。
そういえば、何故か分からないんですが登場する人の名前が覚えられず、ちょっと苦労しました。
サエズリ図書館のワルツさん 1 (星海社FICTIONS)
本が手の届かないほど遠くにあると思っていたこと。
本が母と娘を繋ぐ絆であったこと。
本が祖父への畏れであり、忘れ得ぬ思い出であったこと。
そして、強すぎる願いゆえに、たった一冊の本すら手放せないこと。
そこにあるすべての本には数え切れない“想い”があり、そこに集うすべての読者にはその数だけの“物語”があった。
さえずり町のサエズリ図書館。
それは本の“未来”が収められた、美しく、不思議な図書館。
紅玉いづきが詠う、すべての書物への未来譚(ラブソング)――。
あなたにとっての大切な一冊は、きっとここでみつかる。(裏表紙より)

無料公開していた一話を読んで、ぼろっぼろに泣いてから、なんだか恐くてしばらく遠ざけてしまっていた一冊。サエズリ図書館という私立図書館の特別探索司書ワルツさんと、利用者の人々の物語。
一話で、やられたー! と思ったんですが、二話からその世界が、一度終わりを迎えた時代だとはっきり分かるようになっています。どうやら首都は機能しておらず、地方ごとに運営がされているらしい。けれど、汚染された世界では確実に終わりが近付いている。
けれどそれをはっきり、本という形で「死なない」と言ってくれるのがワルツさん。終わりをひたひたと感じながら、「みんな、本を愛している」からと言ってくれる。それがなんだかなあ、胸をぐっと掴まれたように感じました。
もっとこの図書館と本の物語を読みたいなと思いました。
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Author:月子
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