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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「NEXT」と呼ばれる特殊能力者たちが現れた時代。大都市シュテルンビルドで暮らす能力者たちの中には、スポンサー会社との契約下でヒーロー活動を行い、その活躍を番組として放送することで生計を立てるヒーローなる職業に就く者たちが現れるようになっていた。ベテランながら旬を過ぎたヒーロー、ワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹は、ある日会社からバディヒーローとして売り出すことを命じられ、新人ルーキーのバーナビーと組むことになる。しかしそりが合わない二人はとても相棒らしいとは言えず……。

テレビの最初の話をまとめた劇場版。
虎徹とバーナビーが絆を作っていくまでのお話で、登場する他のヒーローたちもちょっとギスギスしている感じ。ちょっと新鮮。
普通に総集編だと思っていたので、全然知らない話が始まってびっくりしたんですが、再構成の上で劇場版オリジナル要素を入れてあったんですね。さすが、ファンの心を知っている……。ただの総集編じゃ物足りないんですよ本放送を見た勢はね!
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最強の戦士団「独角」のヴァンは戦いに敗れ、岩塩鉱で奴隷として働かされていた。しかし奇妙な山犬の群れに襲われた岩塩鉱の人間は謎の病で全滅し、ヴァンは幼い少女ユナとともに生きるために旅立った。一方、この山犬を遣わしたのは、ツオル帝国の属国と化した国を救わんとする者の仕業だったが……。

原作とは別物。ホッサルとミラルのやりとりが見たかったんですが、ミラルはいないことになっています。
対象年齢を下げつつ話を時間内にまとめるために、込み入った陰謀はざっくりカットされ、誰が悪いかがはっきりしています。なので原作の、たくさんの人の思いが入り乱れる物語が好きだった人には別物すぎてあまりおすすめできない……。
けれど最後、ユナが鹿の王にたどり着くあのシーン。原作のその後、ユナたちはこうやってちゃんと再会できたんじゃないかなと思えたのはすごくよかったな。
「グッド・ナース」
心臓病を抱える看護師のエイミーは、保険の対象となる期間まで不調を隠して必死に働いていた。ある日病院に新人看護師としてチャーリーがやってくる。有能なチャーリーはエイミーの病気に気付き、親身になってくれるが、しばらくして担当の患者たちが次々に容体が急変して死に至るようになり……。

だいぶ不穏な始まり方ですが、実話をもとにした作品なんですよね……。
明らかに怪しい、有能な新人看護師のチャーリー。彼がやってきたことでエイミーの患者たちが次々に不審死を遂げる。以前彼が籍を置いていた他の病院はチャーリーについてなかなか語ろうとしない。すでに彼が怪しいと睨む警察の捜査は始まっているのに。
病院という場所の悪い体質がめちゃくちゃはっきりわかる。一つの病院だけじゃないっていうのがなんとも。
犯行動機も、なんというか、やるせない。そんなことで殺された方はたまったものじゃない。最近、自分の能力を誇示したいために医療事故を起こしまくっている作品を読んだけれど、そっちもそっちで嫌だし、こっちもこっちですごく嫌だ……。
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思春期症候群に陥った梓川咲太をかつて救ってくれた牧之原翔子は、二人いる……思春期症候群の影響で重い心臓病を抱える中学生の翔子は、延命して大学生になった翔子としても存在していた。未来を知る大学生の翔子が生きている理由、それは咲太にとって究極の選択を迫ることになる。

アニメシリーズの続きにして、咲太の恩人である翔子をめぐる思春期症候群の話。
いや、きつくない……? 神様は咲太に試練を与えすぎなのでは……? という今回の思春期症候群。自分が死んで大切な人を助けるか、見殺しにして自分が生きるか。けれどその真相を知った、彼を大事に思っている人は行動に出ないはずがなく、という、だいぶ詰み状態だったよなあ。
けれどそこで立ち尽くす咲太ではなく、麻衣を助けるために行動を起こすところはさすが主人公。大切な人を助けるためとはいえ、まさかその覚悟を決めて飛び込むとは……普通できることじゃないよ……心が強すぎる。だから望む未来を手に入れられたし、恩人を失わなずに済んだのかなあ、なんて思うラストでした。
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現代から戦国時代へとタイムスリップした高校生のサブローは、織田信長にそっくりだったことで彼に託される形で入れ替わり、信長として振る舞いながら平和な世を作ろうとしていた。しかし歴史が覆ることはなく、あの本能寺の日がやってきて……。

ドラマ作品の続きで、完結編。
まったく歴史に興味がなく、織田信長やその最後についてまったく知らないサブローが信長であり続ける危うさにはらはらさせられ、何も知らないからこその掛け値なしの本心で周囲を魅了してしまうことが喜ばしく感じられるも、変えられない歴史の重要点へと向かっていくどうしようもなさが、この作品の面白さかなと思います。
しかし、結構あっさり現代に戻っていったな?笑 全体的に軽く見られる作品にしてあるようなのでまあ……はい……完結作品にするなら落とし所が必要だもんね……。
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派手に学校生活を楽しむツリーは、十八歳の誕生日を迎えた日、謎のベビーマスクの男に殺された。けれど目覚めると誕生日当日の朝。ループしている状況に気付いたツリーは死を迎えることのないよう手を打っていくが、なかなかループから抜け出すことができず……。

わがまま身勝手なツリーは、死んだことで同じ一日を繰り返すループから逃れようとするが、もちろん簡単にはいかない。
ループものというと結構悲壮感が出たり色々とすり減っていったりするものですが、この作品はトーンが明るい。色々と問題のあるツリーが死んでしまうのも致し方ないと思えるところから、少しずつ言動が真人間に変わり、ループの原因や殺人犯に迫っていく展開とリンクしていく話運びにテンションが上がっていく。最後の最後に本当の黒幕を蹴り落としたところは「やりおったー!」と思いながらも爽快で、まさに「ハッピー・デス・デイ」だと思いました。
「ザ・コール」
幼い頃に父を亡くしたソヨンは、実家に戻る途中にスマホを落としたことで奇妙な出来事に遭遇する。実家の電話から落としたスマホにかけると、見知らぬ女性が出るようになり、過去と繋がるようになったのだ。過去を変えることで父が死なずに済むのではないかと考えたソヨンは、通話の相手であるヨンスクに協力を求めるが……。

電話を通じて過去と繋がり、死んだ父が生きる未来を手に入れるべく過去改変を行ったソヨン。しかし協力者となったヨンスクが次第に危険な表情をむき出しにするようになる。
韓国系のこういうホラーやサスペンス作品に登場する女性って、必ず対価や報酬を求めて、それが得られないとなると凄まじい勢いで報復に出るのってどうしてなんだろう。狡猾さと凶暴性が一気にむき出しになる瞬間は怖いけれど、主人公側ももうちょっと感謝の気持ちや思いやりを持ちなさいよ……という気持ちにもなる。傲慢で身勝手だから自分に返ってくるんじゃーん!
望む未来を手に入れるために、選択権がソヨンとヨンスクの手を行き来する展開や描写は凄まじくどきどきはらはらさせられてとても面白かった。最後の最後まで目が離せず、最後の「あああ……」と絶望するところまでが楽しかった。
「彷徨い」
高級住宅街で暮らすニーヴは高級住宅街に住む白人の夫と暮らす黒人女性だ。学校の副校長として働き、幸せな日々を過ごしていたある日、見知らぬ黒人の男女が周囲をうろついていることに気付く。

成功して傲慢なところがある女性が、自らの過ちを突きつけられて何もかも失い、再びそれを繰り返してしまう。最後の最後に、クズはクズのままだと突きつけていくので、うわあああとなりつつも、ふさわしい結末を迎えたように思います。
色々と難しい事情を持つこともある黒人で、仕方がなかったと言いながら家族に言い訳するところは大いに同情する余地がある一方、本当に信頼関係を結ぶのなら最初から話しておくべきだったとも思う。家族の「裏切られた」という気持ちを確実のものにするラストが本当に、本当に……。ニーヴは何一つ昔と変わらなかったんだなあ……と思ってため息を吐いてしまった。
「13 ザ・ミュージカル」
もうすぐ十三歳になるエヴァンはうきうきしていた。何故ならユダヤ教では十三歳の成人式「バル・ミツバー」で盛大なパーティを催すからだ。けれど両親が離婚して小さな街に引っ越さざるをえなくなったことで、構想は脆くも崩れ去る。けれど絶対にパーティを成功させてやる! とエヴァンは新しい環境で友達を得て奮闘する。

子ども向けミュージカル作品。めちゃくちゃ歌が上手い!
都会から小さな街に転校した少年が、洗練されていない田舎にがっかりしつつも、色々な個性のあるクラスメートたちと一致団結して自分の成人式バル・ミツバーを成功させる。
それぞれ個性がある人たちがこうやって一つの目標に向かう作品は、フィクションだと思いつつも希望があってきらきらしていていいなあ。こういう世界であってほしいというのが、子ども向け作品の魅力ですね。
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自室と宇宙船の倉庫が繋がったことで、地球外の生物であるロップルやチャミーと交流することになったのび太とドラえもん。彼らの星であるコーヤコーヤにジャイアンやスネ夫、しずかちゃんとともに訪れたある日、コーヤコーヤで算出される鉱石を狙うガルタイト鉱業の襲撃を受けてしまう。ロップルたちの生活を守るべくのび太たちは奮闘するが……。

映画二作目を見て一番印象的だったこと。しずかちゃんの顔がだいぶ可愛くなっていること。
古い作品なので細々したところが「えっそれでいいの……?」と思う。そう思うといまのアニメって「アニメだから」「子どもの見るものだから」という考えでなく、道徳や情操教育のために配慮して作ってある部分が多いんだなあ。
それでも変わらない価値観は「友達のために」と一生懸命になれることが尊いということかな。それだけはいつも「ドラえもん」において不変なような気がする。
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Author:月子
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