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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)
僕の役割は本の解説や批評ではありません。(略)自分の生活の傍らに常に本という存在があることを書こうと思いました——(本書はじめにより)。お笑い界きっての本読みピース又吉が尾崎放哉、太宰治、江戸川乱歩などの作品紹介を通して自身を綴る、胸を揺さぶられるパーソナル・エッセイ集。巻末には芥川賞作家・中村文則氏との対談も収載。(裏表紙より)

本の紹介というより、過去話を中心にしたエッセイ。本の内容も気になるんですが、又吉さんの過去の話をもうちょっと詳しく! なんだその子ども時代は。
アホなことしたなあという子ども時代があるあるすぎて身につまされる。よく考えればおかしいな、変だな、理不尽だなって感じることを普通に流していた自分の子ども時代を思い出す。
好きなのは、古井由吉の「杳子(『杳子・妻隠』)より」のエッセイ。短編を読んだ気持ちになった。
どれもちょっと笑いのエッセンスがあったり、寂寥感や、シニカルな感じがあるんだけれど、又吉さんで文章のセンスがすごい人なんだな。面白かった。
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悶絶スパイラル (新潮文庫)
作家の一日は忙しい。「シャツがイン」のあるべき姿を考察し、脳内政界ラブロマンスに思いを馳せ、ジョジョTを着て打ち合わせにむかう。タクシー運転手さんにはモテ女を演じ、野球場のゲイカップルをやっかみ、天丼を求め夜の町を彷徨う……。キャラの濃すぎる家族や友人たちに囲まれて、妄想アドレナリンは今日も絶賛分泌中! 愛と笑いで読者を包む、情熱的ミラクルエッセイ。(裏表紙より)

久しぶりに三浦しをんさんのエッセイを読んだ。2008年に単行本が刊行されていて、その文庫化。
昔以上にしをんさんの生活が分かった気がするのは、私も歳を取ったせいだろうか……。ジョジョにはまっていたりオダジョーにはまっていたり、楽しそう。それからカラオケも楽しそうだな! 私も歌詞の考察やってみたい。お友達との会話がリアルでやばい。オタ友って、こういう会話になるあるある。
巻末に、イラストを描いていらっしゃる松苗あけみさんの漫画収録。あのしをんさんの弟さんがかっこよく描かれていて、これだったら惚れると思いました。ちゃんとシャツがインしてる!(悶絶)
47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)
日本には47都道府県もあるのに、行ったことがない場所があるというのはもったいないなぁ。というわけで、全部行ってみることにした。33歳の終わりから37歳まで、毎月東京からフラッとひとり旅。名物料理を無理して食べるでもなく、観光スポットを制覇するでもなく。その時の自分にちょうどよいペースで、「ただ行ってみるだけ」の旅の記録。(裏表紙より)

ちょうど旅行に行っていたので、じゃあ旅行エッセイを読もうということで。
47都道府県に毎月一度旅をする。有名な観光地や名物を食べるわけでもなく、その日その時ぶらっと出掛けて、その時行われている催し物を見たり、ぶらぶらしている。旅ごとにそこでの経費を計算したものと、旅の一コマである四コマ漫画を添えてあります。
この緩さ、羨ましいなあ! つい旅行となるとつめつめにしてしまうから。
これを読んでいたところは和歌山だったんですが、和歌山の回が後ろの方で笑 どういうところに行ったのかなーと思っていました。「那智の滝」かあ。行ったことないなあ
花嫁なんかになるもんか (ビーボーイノベルズ)
「1億円でお前のバージンを買おう」
 衝撃的なセリフを兄に言い放ったのは、その親友で傲慢な資産家・甲斐。千里は大好きな兄を守りたくて、自分を買って欲しいとお願いする。だが、甲斐は、千里に『花嫁』になるよう命じ、一緒に暮らすことになってしまって!? 傍若無人な甲斐がイヤだったのに、実は優しい彼に段々惹かれていく千里。でも、甲斐さんは本当は兄ちゃんが好きなんだよね…? 純情高校生のドキドキ初恋♥ 花嫁ラブ♥(裏表紙より)

表紙がとんでもない、と友人に言われていたんですが、うん……表紙がとんでもないですね……。どう考えてもアブノーマルな雰囲気しかなかったんですが、読んでみるとさほどコメディというわけではなく、ブラコンな弟くんが、ちょっと大人になって、恋をする話でした。この落ち着いた感じ、好きだなー。
衝撃的な台詞を吐く割りには、甲斐はとても自制が効いていてちゃんとした紳士で、もうちょっと弾けても面白かったように思うんですが、ブラコンな兄との嫁姑争いがとても面白かったです。やっぱり我慢してんじゃんー。
眠れない悪魔と鳥籠の歌姫 (一迅社文庫アイリス)
闇オークションで売られていた歌姫ニーナを連れ出したのは、冷酷で美しい悪魔憑きの青年・アルドだった。彼の中の悪魔を眠らせるため、囚われて子守唄を歌うことになってしまったニーナ。しかし、精霊使いのニーナの言葉は、悪魔憑きのアルドを従わせる効果もあって…? いびつな関係を続けながらも、心を許し始めたふたりに、悪魔を求める総督の追手が迫る——。囚われの歌姫と眠れない悪魔が奏でるラブファンタジー。(裏表紙より)

あらすじからもっとどんよりシリアスなのかと思ったら、ヒロインとヒーローがそうさせてくれなかった。かっこいいよ地に足のついたしっかり者ヒロイン! ヒーローは俺様ナルシストだし!
闇オークションに売られてしまったもののニーナ自身は実は盗賊団の首領の娘で、教えのままに一人きりになったから自分で生きていこうとしたところでの、この失敗。というところからしてもうただものじゃないなあ。ただの女の子じゃない。家事はお手の物。頭も回るししっかりもの。でも少しだけ寂しいというバランスがたまらない。
ニーナがかなりしっかり者なだけに、有能で俺様でナルシストなアルドは、ニーナほどどっぷり好き、ということにはならなかったです。素直じゃないのは減点!笑 でも「枕」呼ばわりにやにやしました。知り合いに心配されるところをみると、やっぱり優しい人なんだな。
ラブ*ハニー 3 (Ray Books)
順調に交際を続ける綾那と相沢の部署に、新入社員・柏木美優が配属されてきた。相沢に一目惚れした柏木は、綾那にライバル宣言をする。仕事の忙しさで思うように会えない上に、柏木に翻弄され、二人の気持ちはすれ違い、やがて相沢は綾那に一方的に別れを告げる。失意の中にいる綾那は吉村からプロポーズされる。過去に囚われた相沢。そして、綾那が出した答えは——。(帯より)

オタク女子×俺様上司の恋愛物語第3巻で完結。これ書いてて気付きましたが、二巻からもうオタク関係ないじゃないか!笑
将来を見据えた途端に、すれ違いと過去が理由で別れてしまう二人。しかし、どうしてこうライバル女子っていうのは「抱いてください」って迫るものなんでしょうか。落とせる自信のせいか……。
お互いがお互いを好きすぎるせいで、ハッピーエンドなんだろうなと予測はしていましたが、安心と安定のハッピーエンドでよかったです。
婚外恋愛に似たもの
容姿も性格もヒエラルキーも、それぞれまったく違う、本来なら接点がないはずだった彼女たち。彼女たちを繋ぐのは、デビュー前のアイドルグループ「スノーホワイツ」のファンであるということ。2.5次元を愛する女性たちの「愛」の物語。

やばー面白ー!! とあっという間に読んでしまった。痛いような、辛いような、けれど変に可笑しい、女の人たちの、愛が! 重い!! という話でした。
ヒエラルキーはそれぞれ、頂点の女、上から三番目の女、普通、下から三番目、底辺。上二つは分からないけれど、普通から三つはあるある分かるーと思ってしまう。でも五人とも、言動がどう見てもドルヲタですありがとうございました。こうちょっとした会話とかがさー! リアルで!
これだけヲタが大勢いると中にモノホンが混じってますという感じがやばかったです。コミケに医者とか消防警察がいる感じを想像しました。経営コンサルトで一億円とかどないやねーん!
それでどうでもいいことに、ちょっと気になったのが、拍手ってシステムは普通の人には分かるものなんだろうかということでした。今は普通のブログにも拍手機能がデフォルトでついているから分かるものなのかなあ。
めちゃくちゃ面白かったです。
ラブ*ハニー 2 (Ray Books)
綾那と相沢は付き合い始める。仕事も新たに決まり、公私ともに絶好調!……と思いきや、そうは上手くはいかない。綾那にかかってきた1本の電話。それは、相沢の婚約者を名乗る女性からだった。少しずつ明らかになっていく相沢の過去。ただ好きなだけでは、大人の恋は上手くいかない……!?(帯より)

相沢には自殺未遂した元カノの存在と、綾那には仕事で同じ感性を持っている魅力的な男性と、それぞれに別の相手が出現。でも元カノの話はもうちょっと引っ張ってくれてもよかったのよ! と結構あっさり引き下がったのがちょっと残念。でもその他、二人はおおむねらぶらぶしている。あまーい! な2巻でした。
ラブ*ハニー 1 (Ray Books)
咲原綾那、25歳。マンガとゲームが大好き。仕事が忙しいのをいい事に、恋愛をせずに現実逃避の日々を送っていた。そんな時、綾那の勤務先である広告代理店に一人の男が異動してきた。相沢稜、32歳。イケメンで爽やかで優しい相沢は、理想の中の理想の上司。しかも、綾那が大好きなマンガのヒーロー似。バラ色の日々のはずが、綾那は相沢の本性を知ってしまう……。(帯より)

作品投稿コミュニティE★エブリスタの電子書籍大賞優秀賞受賞作品。オタク女子とイケメン腹黒上司の恋愛もの。ネット小説? でもケータイ小説っぽい。
主人公である綾那の一人称で進むんですが、もう突っ込みどころが多すぎたわー! いろんな人に矢印出されているのは恋愛ものの定番だとしても、一人で自分の世界に入ってぶつぶつ言っているのはちょっと恐いぞ! でもそんな綾那の趣味を知った相沢がぶはははと大爆笑してくれるところはよかったなあ。とりあえず一巻はそんな二人が好きなの嫌いなのとじれじれする感じでした。
四次元温泉日記
温泉なんて家の風呂に入ればいいじゃないか、そもそも家の風呂も服を脱ぎ着するからなるべく入りたくないめんどくさい、という著者が、日本各地の温泉、しかも迷路的な作りの温泉宿に泊まり歩くエッセイ。
これ楽しそうだなあ! 迷路な宿を探検するのって面白そうだ。この本の表紙の写真からしてときめく。こんなところに泊まってみたい。すみません、私も温泉より建物が好きです。建物より温泉の方が読んでいて恐い。
おっさん三人旅も自由で楽しそうだ。確かに旅行ってみんな全員で動かなくちゃならないという意識があるけれど、後で合流したっていいよなあ(そういう空気があればだけど)。
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Author:月子
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